風の小径

写真で綴る季節のひとコマ 

半夏生

 我が家の歳時記カレンダーによると、

本日7月1日は「半夏生」(はんげしょうず)、

夏至から11日目にあたる日です。

(今は天球上の黄経100度の点を太陽が通過する日となっているらしい。)

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そして、この一見白い花びらのように見える葉っぱの植物の名は

「半夏生(はんげしょう)」といいます。

穂状の花が咲くこの時期にだけ、

上の葉っぱだけが白く変化するとても不思議な植物です。

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このめずらしい「半夏生」がある臨済宗建仁寺塔頭『両足院』のお庭。

この「半夏生」の花が咲く時期だけ特別公開されています。

(今年は7月8日まで。)

なお、雑節「半夏生」(はんげしょうず)の半夏とは

「烏柄杓(カラスビシャク)」というサトイモ科の薬草のことで、

この「半夏生」(ドクダミ科)とは違う植物なのだそうです。(ややこしい…笑)

昨日のお昼過ぎから雨が降り出しました。

この頃降る雨を「半夏雨」とも言うそうです。

雨は降って欲しいけれど、あまりひどい大雨になりませんように…。

 

風のなかの「旅日記」』に『両足院 -半夏生のお庭-』をUPしましたので、

よろしかったらお立寄ください。(おじぎ)