風の小径

写真で綴る季節のひとコマ 

祇園祭-山鉾巡行-その1

7月17日(火)山鉾巡行です。

家の用事をすませてから出て来たので、

御池についたのは11時をとっくにまわっていました。(^^;

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御池大橋からのながめ。

川はまだ水は多いものの、穏やかな流れに戻っていました。

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御池通に着いた時に見えたのは、遠ざかる「月鉾」でした。

(というわけで、長刀鉾〜占出山までは見そこねました…(^^;)

月鉾の鉾頭は新月。この写真で見える見送は湖畔黎明図(皆川月華図)。

その後、孟宗山、太子山、木賊山と山が続きます。

(最初に見ていた場所からはあまり見えなかったので、写真撮らず。)

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「菊水鉾」

孔雀図の見送。胴掛ははっきり見えないけれど、たぶん麒麟。(皆川月華図)

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鉾頭は菊の花。

朝、洗濯物を干しながらKBS京都で山鉾巡行の様子を見ていたのですが、

解説員の方のお話では、この鉾頭は京の空に漂っている魑魅魍魎を

そこに集めるための依り代なのだとおっしゃってました。

魑魅魍魎をここに集め、清め祓うということなのでしょうね。

なるほど、鉾頭というのは、単にその鉾のシンボルマークなだけでなく、

この祇園祭で重要な役割を果たす要でもあったわけですね。(知らんかった…)

コンチキチンと演奏するのも、

魑魅魍魎をそこに集めるためのものなのだとか。

(その演奏にひかれて、魑魅魍魎が依り代にやってくる…

そこで集めて、疫病退散をするということらしい。)

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「菊水鉾」全体。

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「伯牙山」

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「四条傘鉾」

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「芦刈山」

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「鶏鉾」

見送は十六世紀ベルギー製作の毛綴。(重要文化財)。

トロイの王子ヘラトルが妻子に別れを告げる図らしいです。

すごく美しいタペストリーです。まさに動く美術館!

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鶏鉾の鉾頭。なんとなくに鶏に見えるから不思議。

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「鶏鉾」全体。

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「白楽天山」

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「白楽天山」くるりと回転してくれました。

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「山伏山」

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「保昌山」

 

河原町通からはちょっと離れて木屋町近くの木陰に居たのですが、

買ったばかりのSZ30、早速20倍ズームで働いてもらいました。^-^

ちょうど「辻回し」をするのが見える場所でしたが、

(いや正確には辻回しを担っている人は人垣で見えない場所、(^^;)

鉾が回転する瞬間って、倒れやしないかとドキドキしてしまいます。

それにしても暑い一日でした。

炎天下、鉾の屋根にいらっしゃる方は大変だろうな…と

思いながら見ていました。

 

長くなったので、「放下鉾」から先はその2につづきます。