昨日は5月のさわやかな風が渡る一日でした。
川面に白い雲が映り込みます。
よく見ると、一筋の飛行機雲も映り込んでいました。
白い絵の具でさっと描いたよう。
西に向かった飛行機雲は、次第にひろがって、
真上では太い帯になっていました。
そして、東に目を向けると幾筋もの飛行機雲が空に模様を描いていました。
橋の上の街灯にとまる鳶。
太陽のもとから、まっすぐのびる飛行機雲。
しばらくして、橋に戻ると、鳶はまだ街灯の上に。
でも、うしろの雲の様子は変わっていました…どんどん変わる雲の模様。
さっきまっすぐのびていた飛行機雲も、
くるくると螺旋を描き始めました…おもしろいです。
鴨川デルタの松の木の上を通り抜ける飛行機雲。
大文字の上でクロスする飛行機雲。
これは例の(樹が伐採された)マンション建設現場。
クレーンと飛行機雲が川に映り込んでいました。
空は次第に夕焼け色に。
この飛行機雲はまるで狼煙のよう。
そして狼煙の雲が消えかけた頃、
今度は別の飛行機雲がまっすぐまっすぐ、クレーンにむかって描かれました。
空を見上げると、幅広になった飛行機雲のなかに、お月様がぽつんと。
雲の川のなかに、浮かんでいるよう。
でも、そのうち、雲の川は淡く淡く夢のごとく消えていったのでした。