風の小径

写真で綴る季節のひとコマ 

「迷いの窓」から見える景色-源光庵-

ちょうど一週間前のこと、 光悦寺に行く前に鷹峯の源光庵にまいりました。

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「源光庵」は禅宗のひとつである曹洞宗のお寺です。

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参道の横には、りっぱな北山台杉が立ち並びます。

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さて、ここでおさらい。(最近まったくいろんなことがうろ覚えなため。)

「曹洞宗」は道元が鎌倉時代に宋に渡り、その教えを日本へ持ち帰りました。

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「源光庵」は正式には「鷹峯山寳樹林源光庵」と号します。

本堂は元禄七年の創建。

天井は伏見桃山城の遺構である血天井になっています。

(こわいので、あまり天井は仰ぎ見ず…)

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「悟りの窓」と「迷いの窓」

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悟りの窓は円型に「禅と円通」の心を表わし、円は大宇宙を表現。

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迷いの窓は角型に「人間の生涯」を象徴し、生老病死の四苦八苦を表すのだそう。

(以上、パンフレットより)

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二つの窓を正面から。

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「迷いの窓」からは山茶花が咲いているのが見えました。

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斜めの位置からズームすると、お庭のもみじも少し色づいているのも見えます。

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裏の庭園。

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お日様に照らされるもみじ。

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先ほど丸い窓から見えていた山茶花。

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赤と黄色の千両。

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渡り廊下の窓も結構好き。これは何の窓?

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門の佇まいはどことなく中国風。

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お日様に輝くすすき。

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南天の実も赤くなりました。

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ひとつだけまだ咲いていたホトトギス。

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本堂の横のもみじはまだ青もみじ。

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 散り紅葉ともみじの影。

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まっすぐのびる北山杉に見送られて…。

 

ー☆ー

ネットの紅葉情報をチェックしていたら、

今週になって、源光庵も「青葉」から「色づきはじめ」になっていました。

昨日からぐっと冷え込んだので、いっそう紅葉はすすむかもしれません。

悟りの窓、迷いの窓から見える紅葉が美しくなっていることでしょう。

 

家では思わずヒーターのスイッチを入れてしまいました。

そしてお三時は、きのうのコメントにインスパイアされて(笑)

やっぱり焼き餅入りぜんざいでした♪

(写真撮り忘れ、^-^;)

 

(2015.12.12追記)

2015年の11月19日に行ったときの様子です。

kazenokomichi.hatenablog.jp