風の小径

写真で綴る季節のひとコマ 

京都府庁旧本館の桜。

今週の一枚「さくら2014」

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京都府庁の旧本館は明治37年に竣工されたレンガ造りの建物で、

昭和46年まで本館として使われていました。

平成16年に国の重要文化財に指定。

そして正面に、赤い帽子をかぶった?なぞの彫刻?!

京都彫刻家協会の春の府庁野外彫刻展の出展されたものらしいです。

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中央階段。

 まるでクララのお屋敷に迷い込んだような…^-^;

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窓からの風景。

桜が美しくて見惚れます。

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この建物は中庭をぐるりと囲んだ回廊になっています。

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2階の窓からパチリ。

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のぞく窓によって、見える中庭の様子が変わります。

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この窓からは見事なピンク色のしだれ桜がクローズアップされるように見えました。

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2階の休憩室からは真ん中のしだれ桜が。

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光が入り込む窓辺の向こうに桜の世界があります。

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 このお庭の真ん中のしだれ桜は「祗園しだれ桜」の孫桜。

「桜守」の16代佐野藤右衛門氏と、その父である先代とともに

昭和30年代に植えたものだそうです…孫桜と言っても、私より年上の樹。^-^;

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廊下の角の窓から。

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日の光が時々さすと、桜はぱぁっと明るくなって、まるで笑っているよう♪

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 ピンクの枝垂桜と祗園枝垂桜、そして右手前はまだ蕾の紅しだれ。

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知事室。

明治38年から昭和46年の67年間、24名の知事がここでお仕事をなされました。

(第10代の大森鐘一知事から第34代の蜷川虎三知事まで)

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 建物をぐるりと1周したので再びこの階段を降りて、中庭へ。

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 古きよき時代の建物と桜が、ノスタルジックな雰囲気を醸し出します。

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奥の桜は「大島桜」。

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そしてこれは容保桜(かたもりざくら)。

そう、あの京都守護職だった会津藩松平容保公の名前がついた桜です。

この地はかつて京都守護職上屋敷があったところ。

去年「八重の桜」を見るまで、実は松平容保公のことは存じませんでした。

綾野剛の渾身の演技によって、とても印象づけられたお殿様。

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「容保桜」は大島桜と山桜の特徴を併せ持つ珍しい品種とのこと。

この桜を見ると、なんだか胸がきゅんと苦しくなるのは、

容保公というお名前のせいなのか、

それとも綾野剛の憂いのある面影をこの桜に見たからなのか…。^-^;

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 最後は青空を見上げるように。

 

今年の「観桜祭」は7日で終わりましたが、

旧本館は月曜日から金曜日の午前10時から午後5時まで

いつでも見学することが出来ます。

先週行ったときにはまだ蕾だった紅八重しだれ桜は

そろそろ見頃かもしれませんね。^-^

京都府庁旧本館の公開/京都府ホームページ