4月22日(火)
西京にある松尾大社。
ここは今の時期、山吹の咲く社になります。
もみじの緑も美しい季節に、
境内には約3千株の山吹が咲き乱れます。
小川のほとりでも、
咲きこぼれる山吹たち。
新緑の瑞々しい緑色と山吹色と。
八重咲き(菊咲き)の山吹がほとんどですが、
時おり、一重の山吹も咲いています。
一重の山吹の前にいた「撫で亀さん」♪
松尾大社の神様のお使いは「亀」と「鯉」なのだそう。
♡型したおみくじの結び所。
本殿。
ここ松尾大社は「醸造祖神」、お酒の神様でもありますから、
本殿の左右には奉納されたお酒が並んでいます。
本殿の後ろの大きな「磐座(いわくら)」
この磐座が本殿を守っています。
もともと、この地は太古より、この磐座を祀っていましたが、
大宝元年(701年)に秦氏がここに社殿を造営し、それ以来、明治まで
秦氏がここの神職に携わってきたそうです。
本殿の背後の木々が切り取られているのは、近年の土砂崩れで木々が倒れ
本殿が損傷したため、本殿に損傷を与えそうな木々を伐採したそうです。
(でももともと昔は、こんなに木は生えてなかったそうで、昔の姿に戻ったのだとか。
山肌があらわに見えて、少々こわい感じもしますが、
土砂は磐座の両サイドを流れるので、本殿には流れ込まないそうです。)
神社の歴史は古いですが、古からの信仰はいつ頃からあったのか…
この磐座を信仰していた古代の人たちにしばし思いを馳せます。
「曲水の庭」
昭和に作られた日本庭園。
奈良・平安期にはこうした曲水式庭園がありました。
背後の山には白山吹が自生しています。
この上に盃投げの場がありますが、なんだかイノシシが出てきそうな…^-^;
白山吹はふつうの山吹とは別種。
4枚の花弁で、黒い種が出来ます。(黄色の山吹には種が出来ないそうです。)
社務所で白山吹の種が販売されていました。
白山吹のそばに咲いていたシロバナタンポポ。
フタバアオイ。
ここ、松尾大社の神紋も実はフタバアオイでした。
霊亀の滝と、滝御前。
「亀の井」霊泉です。
この亀さんのお口から出るご神水は、この水を酒の元水としてお酒を造ると
腐らないと言い伝えられているそうです。
延命長寿、よみがえりの水とも言われているそう…。
一ノ井川のそばに咲く山吹。
どこか懐かしい風景。
松尾大社にあった立て看板によると、
山吹は「一重」「八重」「菊咲き」の三種があるそうです。
もしかして、今まで「八重」だと思っていたのは
「菊咲き」だったのかもしれません?!
これが八重かな?
このモコモコとしたのが菊咲きかも…?!
ということは、ほとんどの山吹は菊咲きだったのかもしれませんね…。^-^;
<社の周りも山吹一色>
あたり一面、山吹色。
あざやかな黄色と緑の饗宴♪
まるで山吹の滝。
さて、松尾大社をあとにして、近くの「月読神社」へとまいりました。
自己の罪、穢れを除いていただき、学問の神様、聖徳太子様に願いを…。
私たち以外、だれもいない神社では、
美しいウグイスの鳴き声が響き渡っておりました。
続きます。
(おまけ)
松尾大社の社務所の屋根でないていたコ。キセキレイさん?