風の小径

写真で綴る季節のひとコマ 

10月、藤袴に訪れし浅黄斑蝶 -神無月の詩仙堂・特別編-

f:id:kazenokomichi:20141012155655j:plain

長月の詩仙堂シリーズその4がまだ書けていないのに、

「詩仙堂 特別編」をはさみます。

9月も4回行った詩仙堂、

10月になっても何度も通ったのは、

藤袴に訪れしものを待っていたからでした。

しかし、なかなか待ち人来らず。(いや、人じゃなけれど、^-^;)

この連休の初日に、やっと出逢うことが出来ました。^-^

f:id:kazenokomichi:20141012160157j:plain

待っていたのはこのコ♪ アサギマダラです。

f:id:kazenokomichi:20141012193138j:plain

この蝶々の透けた羽根は、まるでステンドグラスのようです。

f:id:kazenokomichi:20141012155730j:plain

「アサギマダラ」を漢字で書くと、「浅葱斑」。

f:id:kazenokomichi:20141012155820j:plain

羽根の透けた部分が淡い浅葱色なことから、この名がついています。

f:id:kazenokomichi:20141012193554j:plain

浅葱色 - Wikipedia

f:id:kazenokomichi:20141012155938j:plain

アサギマダラは夏の間、八ヶ岳などの山で過ごし、

f:id:kazenokomichi:20141012155948j:plain

秋になると南へと移動します。

f:id:kazenokomichi:20141012160022j:plain

その移動ははるか遠く、

海を渡って南西諸島や台湾へと旅をすると言われています。

f:id:kazenokomichi:20141012185434j:plain

他の蝶々と比べると、胸のあたりがぶ厚いですね?

f:id:kazenokomichi:20141012160031j:plain

彼らはここに蜜を溜め込んでいるのでしょうか?

f:id:kazenokomichi:20141012155815j:plain

ところで、この蝶の羽根のしたには、四角い黒い模様がありますね。

これは雄の印なんだそうです。

そして、雄はこのフジバカマの蜜が大好物なんだとか。

f:id:kazenokomichi:20141012211946j:plain

このコはどうやら3時間ぐらい、ここで吸蜜をしていたようです。

f:id:kazenokomichi:20141012212322j:plain

たっぷりと蜜を蓄えて、また旅立っていったのでした。

f:id:kazenokomichi:20141012160230j:plain

今頃は、どこを飛んでいるのでしょう。

どうぞ台風にはくれぐれも気をつけて、目的地まで飛んでいってね。

 

(おまけ)吸蜜中の様子。

途中からピンぼけですが…^-^;

時おり鹿威しの音が鳴るところが、詩仙堂らしいです…。^-^

 

(おまけ)その2

夏の八ヶ岳にいたアサギマダラはこちら↓

<お知らせ>

 四季折々の様子をごらんいただけるよう、

カテゴリーに「詩仙堂」「圓光寺」「曼殊院門跡」を作りました。m(_ _)m