風の小径

写真で綴る季節のひとコマ 

京都御所ー天皇陛下御即位30年記念特別公開ー

みなさま、お久しぶりです。

またもや更新を滞らせてしまいました。

(一度滞ると、なかなか再開できないものですね、^-^;)

さて、久しぶりの更新は、

先日あった京都御所の天皇陛下御即位30年記念の特別公開についてです。

(平成31年3月12日〜21日までの公開。)

今回は御即位に関連した展示でした。

 

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花車 @御車寄

 

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日像纛旛(にっしょうとうばん)

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月像纛旛(げっしょうとうばん)

日像纛旛と月像纛旛

昭和天皇の御即位の時にたてられた纛旛だそう。

それにしても纛旛という漢字は初めてみました。(毒冠って、すごい漢字。)

(ガラスがあるので、残念ながら月像纛旛のほうは人が映り込み過ぎているので、

上部の部分だけ。)

kotobank.jp

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牛車 @新御車寄

牛車については、以前の一般公開の記事にて詳しく書いていますので、

よろしければこちらをどうぞ。

kazenokomichi.hatenablog.jp

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大本山大覚寺 嵯峨御流

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総本山仁和寺 御室流

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華道 月輪未生流

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春興殿

春興殿、修復がすんで、金ピカになっていました。^-^


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建春門

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紫宸殿

左近の桜はまだ固い蕾のようでした。

紫宸殿には、九面の賢聖障子が並んでいるらしいのです。

(遠すぎるのと、暗すぎるので、自分の目では確認できない、^-^;)

説明書きによると、まず中央の一面に獅子・狛犬と負文亀、

東西四面ずつには、中国の殷から唐の時代の賢人32名が描かれているとのこと。

(賢聖障子というのは、天子をささえる名臣の図だそうです。

それだけ唐の影響を色濃く受けていたということですよね。)

 

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ううむ、賢人32人のうち、諸葛亮と太公望と董 仲舒ぐらいしかわからん…^-^;
三国志に精通していたら、もう少しわかるのかしらんね?

 

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帽額

帽額(もこう)は、帳は御簾の懸け際に飾る水引幕の一種で、

これは大正天皇の即位の際に作られ、

昭和天皇の即位の際にも使われたものだそうです。

原画は原在泉が担当。

 

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御池庭

 

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池は鳥たちの憩いの庭でもあります。

 

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アオサギさんは相変わらず、置物のよう。^-^;

 

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灯篭の上に何か止まったとムスメが言うので、ズームしてみると…

 

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ジョビくんがいました。^-^

そろそろ北におかえりかな?

 

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カルガモ夫妻。

ここでヒナが生まれたら可愛らしいでしょうね。

 

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雅楽の調べ。

男性の奏でる箏を聴いてみたいと思いました。

 

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馬酔木

三月だと、馬酔木の花が満開ですね♪

 

 

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御内庭

そして、紅梅もまだ咲いていました。

 

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白梅もかろうじてなんとか。

 

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御常御殿

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紅梅と襖絵。

なんとも雅な世界です。

対になっていた白梅はもう終わっていました。

 

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束帯と十二単

即位礼にもちいられる束帯と十二単だそうです。

(立礼だと、この立ち位置なのですね。)

 

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朝賀図

御三間上段の間の襖。(特別公開)

朝賀は、奈良時代から平安時代に行われた新年の祝賀を行う儀式。

即位の礼と同じ形式で行われていたそうです。

 

今回の特別公開で、御即位の様子を伺い知ることができました。

三月の御所を見学したのは初めてでしたが、

紅梅や馬酔木の咲く様子も見られてよかったです。

行った日:3月18日

 

<関連記事>

kazenokomichi.hatenablog.jpこれは以前、4月に行ったときのもの。

この時は、紫宸殿前の左近の桜が咲いていました。