あっという間に7月も半ば。
京都はいつのまにやら祇園祭の時期になりました。
気がつくと、いろんなところの写真だけが溜まっていってます、^-^;
とりあえず、過去に一度とりあげたことのある場所は
またの機会にあげるとして、
初めて訪れたところを書きとめておきたいと思います。
もうかれこれ2ヶ月ほど前のことになりますが、
5月の半ば、青もみじが美しい頃に、嵐山へまいりました。
天龍寺の中の「篩月」でお食事したあと、
春の特別公開(3月16日〜6月30日)をしているとのことで、
天龍寺塔頭の「宝厳院」に赴いたのです。
宝厳院山門。
瓦葺きというのが珍しいですね。
振り返ると、青もみじが美しかったです。
中に入ると、このような生垣が。
何垣?と思っていたら、「宝厳院垣」と、ここの寺院の名前そのままでした、^-^;
さて、ここの庭園は「獅子吼の庭」と言われています。
室町時代に中国に渡った禅僧策彦周良禅師によって作庭され、
嵐山を借景にした回遊式庭園です。
「苦海」
対岸にあるのは「雲上三尊石」
そして、此岸から彼岸に渡る「舟石」(写真左手)、
仏の元に渡る「獣石」があります。
苦海の奥にあるのが、たぶん龍門の滝。
新緑が美しい獅子吼のお庭。
そして、これが「獅子岩」
確かにこの角度から見ると、獅子に見えますね。
こちらの庵で、お茶をいただきました。
お菓子は紅葉をかたどったもの。
(えっと、確か記憶の限りでは鼓月さんのものだったかと…^-^;)
風景が青もみじの色に染まっています。
亀石、ほんとに亀に見えます。
あまり人もいなくて、静かな佇まい。
獅子吼とは「仏が説法する」という意味があるそうで、
庭園を散策し、鳥の声や風の音を聴くことで、
人生の真理、正道を肌で感じることだそうです。
(いただいたパンフレットより)
まさしく、静かに五感でお庭を感じながら歩きたいと思うお庭でした。
青もみじの中にひっとりと。
それぞれ風格のあるお顔をされていますね。
お外にもいらっしゃいました。
お隣の天龍寺がすごい人(外国人も多し)だったのですが、
ここは訪れる人も少なく、ひっそりとして落ち着いた佇まいの寺院でした。
また、紅葉が赤く染まる頃、訪れてみたいものです。
(おまけ)
お昼をいただいた、天龍寺「篩月」については、
sideblogの「京の小径」のほうに記事をあげてます。m(_ _)m
↓
天龍寺の曹源池庭園。