ツツジの花を見ると、初夏が来たなという気持ちになります。
さわやかな風が渡る季節。
昼間、半袖で過ごせる時もあるけれど、木陰に入ると肌寒い…。
過ごすには一番良い季節です。
(でも今年はちょっと雨が多くて、さわやかな日がなかなかありませんが。)
母方の祖父の家には、ツツジの生け垣がありました。
子どもの頃、その花をこっそり摘んで、蜜を吸って遊んでいました。
あれは毎年、この季節のお楽しみでした。^-^
5月のお祭りがある頃にちょうど生け垣が一面ピンクになるので、
この花を見ると、お祭りの思い出ともリンクします。
御神輿の担いで練り歩く「わっしょい、わっしょい」という声と、
お化粧をして紅を差し”位星”をつけたお稚児さん、
家で作った分厚いさば寿司と、
この時とばかりに出て来る琵琶湖特産の鮒寿司!
鮒寿司を盛ったお皿の他に、お吸い物がありました。
あの何とも言えない匂いを思い出してしまいます、笑。
(鮒寿司は、子どもの私にはとても食べられませんでした…。
今でも食べられるか?と言われるとはなはだ疑問ですが。(^^;)
そしてツツジと言えば、必ず思い出すのが蹴上浄水場のツツジです。
最初に浄水場のツツジを見に行ったのは自分自身がまだ小学生だった頃。
あのときは今のような人出はなくて、空いていたような記憶があります。
なんか公園に遊びに行っているような感覚でした。
大人になって再び訪れたら、人が多い事にびっくりした覚えがあります。
そして学生時代、京津線がまだ路面電車だった頃、
この時期、蹴上の山一面がピンク色に染まるのが楽しみで、
いつもはJRで通っているのに、わざわざ京阪で帰ったりしていました。
今は地下に潜ってしまったので、先日も比叡山横断ループの旅をしたおり、
地下通っているから見られないなぁ…と思いながら、通り過ぎたのです。
(地下鉄になって便利になったけれど、
景色を見られなくなったのがちょっと残念です。)
昨日の夕方、たまたまテレビをつけたら、
ローカルニュースで蹴上浄水場のつつじを放映していました。
それを見ていたムスメが「あのツツジのトンネル、クマバチがいっぱいいたよね」
と、またもや親がすっかり忘れていることを言いだしました、笑。
(↑先に忘れていたのは、つい先日の「水琴窟」の話。)
彼女の蹴上浄水場のツツジの思い出は、
私のそれとはまた違うものなのだと感じて、なかなか面白かったです。
(おまけ)
(7年前の写真)
ムスメがクマバチがいっぱいいたと記憶している
蹴上浄水場のつつじのトンネル。
(また古い日記から引っ張りだしてきました、(^^;)
今年は行けなかったけれど、また来年あたり行きたいです。