先日、ふと目にした「あお色」に、一番ふさわしい色の名前をさがしていた時、
見つけた言葉が「カモノハ色」でした。
カモノハ色、すなわち「鴨の羽色」。
緑色がかった青色のこと。
万葉集にも詠まれている古い言葉だそうです。
こういう言葉に出会うと、
日本語が味わい深く風情があるものだと思うのでした。
みづどりの鴨の羽の色の春山の
おぼつかなくも思ほゆるかも(笠女郎・万葉集・巻八)
(参考「色々な色―Colors of nature 」近江源太郎/光琳社出版、
現在は「色の名前 」(角川書店)として出ています。)
(おまけ)
カモの飛び立つ瞬間の水しぶき。
(カモのお顔が切れちゃったけれど…(^^;)