風の小径

写真で綴る季節のひとコマ 

萩の花@梨木神社

お彼岸。22日に秋分がやってくるのは、116年ぶりだとか。

f:id:kazenokomichi:20120922225544j:plain

梨木神社の萩がそろそろきれいに咲いているかと、仕事帰りに立ち寄りました。

f:id:kazenokomichi:20120922225539j:plain

先週、境内の萩はまだ咲き始めという感じでした。

f:id:kazenokomichi:20120922225638j:plain

所々に歌を詠んだ短冊がつけられています。

f:id:kazenokomichi:20120922230924j:plain

梨木神社では「萩祭り」が22日、23日と行われるのです。

f:id:kazenokomichi:20120922230926j:plain

灯籠の横の、滝になった萩。

f:id:kazenokomichi:20120922230816j:plain

万葉集ではこの萩の花が一番よく詠まれているらしいです。

「高円の野べの秋萩この頃の

     暁の露に咲きにけるかも」 万葉集 大伴家持

f:id:kazenokomichi:20120922231024j:plain

萩は、いにしえから日本人が好む花のひとつなのですね。

「秋といへば空すむ月を契りおきて

         光まちとる萩の下露」拾遺愚草 藤原定家

f:id:kazenokomichi:20120923122914j:plain

境内には白い萩も咲いていました。

f:id:kazenokomichi:20120923122917j:plain

白い萩はまた赤い萩とは風情が違う…どこか清楚で上品なたたずまいです…。

 「白萩の しきりに露を こぼしけり」正岡子規

 

(おまけ)その1 愛の木

f:id:kazenokomichi:20120922231029j:plain

ハートの葉っぱのカツラの樹が少し色づいていました。

 (おまけ)その2 お萩

f:id:kazenokomichi:20120923130448j:plain

「仙太郎」のおはぎ三種。 あんこと、きなこと、ごま。

ここのは青じそ入りのおはぎです。

 

今朝は雨が降って、ぐっと涼しくなりました。

暑さ寒さも彼岸までとは、本当によく言ったものです。

梨木神社の萩祭りに行きたいと思っていたけれど、

どうも身体がしゃんとしないため、今年は行くのをあきらめました。

 

昨晩からどこかから入り込んだカネタタキが、

チッチッチッチッチと、家の中で鳴いています…(^^;