最近、すっかり日が長くなって、
仕事が終わってもまだまだお日様が高い位置にいるのですが、
昨日は久しぶりに遅くまで仕事をしていたので(←仕事が貯まってる…(--;)
帰る頃には、もうお日様は愛宕山の向こうに隠れていました。
それでも、まだ空は明るい初夏の色。
ハリエンジュの向こうに見える比叡山。
昨日も少しふれたけれど、もう少しハリエンジュの話を…。
「ハリエンジュ」というのは和名で、漢字では「針槐」と書きます。
幹にするどい棘があるそうな…(なので、針の槐なんですね。)
そして、ハリエンジュは「ニセアカシア」とも言います。
なんでも明治の最初にこの樹が入ってきたときに
この樹を「アカシア」と呼んでいたそうですが、
のちに正式なアカシアが入ってきたので、
区別するためにこう呼ばれるようになったとか…。
(↑もうちょっと、なんとかならなかったのかしらん…「偽」って…ねぇ…(^^;)
なので、歌や詩に詠まれているアカシアは
実はこの「ニセアカシア」だったりするそうです。
(あんなにいろいろ詩や歌になっているのに、
実は主役は「偽」のほうだったなんて、
ほんもののアカシアが、ちとかわいそうな気がする…。)
そして「アカシアはちみつ」も、実は「ニセアカシア」の蜜らしいのですが、
「ニセアカシアはちみつ」では、商品名としてなんだか…ですよね、笑。
どうやらこのハリエンジュ、夕方には「すずめのお宿」となるようで、
このなかでチュンチュンいっぱいさえずっているのが聞こえてきたのですが、
どこにいるのか、まったくわからず…(^^;
気がつくと、ピンク色になった雲が鴨川に映り込んでいました。
この映り込んだ空の色を見ていたら、
ああ夏がもうすぐやってくるのだな…と、急に思ったり。
西の空は、まだ少し赤く染まっていました。
若葉越しの名残の夕焼け。
そうしてしばらくすると、景色は蒼い色のなかに沈んでいったのでした。
(おまけ)
前回、カモの親子がお食事をしていたあたり、
この時間には親が2羽でお食事中でした。
…ヒナはもう寝ているのかしら?