6月の終わりに、京都御苑の一角にある「拾翠亭」に行ってまいりました。
「拾翠亭」は約200年程前、江戸後期に建てられたと伝えられている
当時の五摂家のひとつであった九條家の別邸です。
では早速、中に入ってみましょう。
数寄屋門、中からぱちり。
入り口のお庭の様子。
建物は数寄屋風の書院造り。
入り口から。
七畳半の控えの間。
こちらは十畳の広間の茶室。
こちらの茶室で、お抹茶をいただきました。
お茶をいただきながらの外の景色。
縁側から九條池(勾玉池)を望む。
池は昔は鴨川から水がひかれていたようですが、今はどうなんでしょう?
日が射すと、緑が輝きます。
こちらは三畳小間の茶室。壁は「ほたる壁」になっているそう。
窓からは明るい緑が見えます。
水屋。
2階にあがる階段は、なかなかの急勾配。
こちらは2階のお部屋。
「縁高欄(えんこうらん)」の手すりに囲まれています。
2階の窓から見える九條池と高倉橋。
東側には藤棚があるのが見えます。
藤が咲く頃にきたら、美しいでしょうね。
障子は「石垣貼り」という貼り方がされているそう。
この格子の文様は、「丁子七宝」と言うらしいです。
なるほど、丁字(クローブ)をかたどっていますね。
(その昔、丁字は薬で香料にもなることから、七宝のひとつだったらしいです。)
床の間の様子。
金箔でしょうか?
「拾翠亭(しゅうすいてい)」は3月から12月27日まで、金曜日と土曜日、
(ただし呈茶は7月、8月はお休み)
お庭の様子は長くなるので、その2に続きます。