9月26日(木)
今日はとても風の強い日でした。
風は北から南へと、灰色の雲を従えながら、びゅーびゅー吹いています。
そして北風は時々縮緬皺のような細やかな波が立てながら、
あっという間に水面の上を通り過ぎて行くのです。
川の端は先日の台風で、ほとんどの草が枯れてしまったのだけれど、
いつの間にか曼珠沙華の花が咲いていました。
土手の草の絨毯の間にも、ポツポツと。
今日は風にあおられて、みんな傾き加減。
西日を浴びて、より美しく輝く曼珠沙華。
寒空(さむぞら)のなかを、コサギの一群が
法の山のほうへと、飛んで行きました。
まだ9月なのに、まるで晩秋のような一日。
歩道では今日の風で舞い落ちた葉っぱたちがクルクルと円を描いて、
カサコソとかわいた音をたてて通り過ぎて行きました。
うっかりサンダルで出かけたら、足が寒くて仕方ありませんでした。
そろそろブーツを出さなくては…。
(おまけ)
これは昨晩の宵の空。
月は出ていないけれど、漆黒の空に白い雲が輝いてみえます。