風の小径

写真で綴る季節のひとコマ 

仕舞い紅葉、敷き紅葉-圓光寺その4-

12月1日

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12月に入って、再び圓光寺を訪れました。

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おもだった紅葉は葉を落とし、

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 水琴窟の水盤にも、冬木立が映ります。

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そんななか、

f:id:kazenokomichi:20131206003404j:plain坐禅堂の前の黄葉のもみじがひときわ目をひきました。

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栖龍池も、

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散り紅葉の池に。

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灯籠のまわりも、

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水のまわりも、

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根っこのまわりも、

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竹林も中も、散り紅葉でいっぱい。

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東照宮のもみじは金色に輝いていました。

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この日は少しかすんでいました。

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右前方の赤茶色になった山は、「妙法」。

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 振り返ると、金色もみじの向こうの山に目がいきました。

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いろいろな緑の色と赤い色と…。

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 故人が眠るお墓の向こうに見えた竹林と紅葉。

ここ圓光寺には、金福寺の回でご紹介した「村山たか女」のお墓があります。

そもそも彼女が三条の河原に晒された時に、助けたのは圓光寺だったそうです。

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そして、もうひとつ。

圓光寺にはサイド・オマールさんのイスラム教式の墓碑があります。

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この墓碑は、先代の平八茶屋のご主人がここ圓光寺に建てたそうです。

ムスメが通った小学校では、広島の平和学習の前に

まず、このオマールさんのお墓にお参りに行きます。

(なので、私はここが紅葉の名所という前に、

オマールさんのお墓があるお寺として認識していました。)

勉学の希望を胸いっぱいに日本にやってきたのに、

若くして無念の死をとげてしまったオマールさん。

十八歳と言うその年齢が、自分のムスメと重なってしまい胸がつまります。

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お地蔵さんの周りの小さな宇宙。

最後はやっぱり、あのお地蔵さんを拝んでから帰ります。

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木漏れ日の光のなかで、にっこり♪

 

以上、4回に渡って11月の初旬から12月初旬の

圓光寺の紅葉をお届けしました。

また、冬景色、春のしだれ桜、初夏の青もみじ、夏のサルスベリ…

季節折々に行けたらいいなと思います。

おつきあい、ありがとうございました。m(_ _)m

 

<関連エントリー>


紅葉便り「十牛之庭」にて出会ったもの-圓光寺その1- - 風の小径

 

敷き紅葉のなかでにっこり♪-圓光寺その2- - 風の小径


夕暮れ紅葉-圓光寺その3- - 風の小径

 

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↓ 冬・雪景色、夏・青もみじの頃の圓光寺はこちらにまとめてあります。


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