七月七日
七夕の日の夕方、薄くなった雲の切れ間からお日様がのぞきました。
昨日降った雨で、ようやく鴨川もよみがえり、
今日の亀石は、まるで天の川を渡すカササギの橋のよう。
日が沈んで、空が淡くピンク色に染まりました。
優しい東の空には、ぽぅっと白いお月さま。
雲のヴェールをかぶっています。
でも、穏やかにピンクに染まる東の空に対して、西の空は燃えるような空でした。
これはいったいだれの想い?
夜…、薄雲がかかりながらもぼぅっとお月様は出続けました。
それはまるで、織姫と彦星をそっと見守るかように…。
七夕の 願いとどけよ おぼろ月