気がつけば、祇園祭<後祭>の巡行はもう先週のお話、
7月も終わりに近づいてまいりました。
なかなか記事がまとめられず、うだうだしている間に、
祇園祭がもう終わろうとしています。^-^;
(祇園祭は7月31日の疫神社夏越祭まで続きます。)
巡行の様子、もうほかの方々がきれいなお写真を
いっぱいアップされているので、
だんだん(コンデジ写真の)私があげなくてもいいか…
とも思いはじめたのですが、
せっかく暑いなか、撮ってきたので、
がんばって記事を書いてみようと思います。
ほんとは別記事にしようと思っていましたが、
22日に見に行った山の豪華な懸装品の数々も、
この際、全部まとめちゃえ!ということで、一挙、掲載いたします。
(長いのですみません…m(_ _)m)
7月24日(木)御池通の噴水の前で待っていましたら、
遠くから、祗園囃子とともに巡行の山鉾たちが近づいて来るのが見えました。
後祭巡行のはじまり、はじまり〜。
まずは「橋弁慶山」。
弁慶と牛若丸が五条の大橋で戦う姿をあらわしたものです。
くじ取らずで後祭りの先頭を行きます。
牛若丸前姿ではどんな格好をしているのか、今ひとつわかりませんでしたが、
なるほど、片足でひょいっと飛んでいるところだったのですね。
胴懸けは円山応挙下絵とされる「賀茂祭礼行列図」…葵祭の様子らしいです。
(牛車は反対側。)
続いては「北観音山」。(これは22日の写真。)
写真に写っているのは、かの幻の絨毯の星形の模様。
ぐるりと一周、撮ってみました。^-^
巡行の時の、北観音山の辻回し。
巡行の時には、見送りの横から大きな柳の枝が差し出されています。
おつぎは「八幡山(はちまんやま)」。
この八幡山のシンボルはつがいの鳩さん。
巡行のときは、こちらの社殿が山上に飾られます。
「八幡山」の巡行の様子。
土鈴のつがいの鳩さん♪
続いては「浄妙山(じょうみょうやま)」。
平家物語の宇治川の合戦を題材にした山。
巡行では、一来法師が僧兵筒井浄妙の頭上を飛び越える瞬間をあらわしています。
(前の報道カメラマンたちも一緒に写ってますが…^-^;)
横から見た図。
「鈴鹿山」。瀬織津姫命を題材にした山。
瀬織津姫命は能面をつけているそうですが、ここからでは見えませんね。^-^;
見送は「ハワイの蘭花」(皆川華作)
前掛はらくだの絵だったみたいですが、写真が撮れませんでした。
次は「南観音山」。
四隅は菊竹梅蘭の木彫薬玉。
写真撮った時には、一つ一つ違うことに気がついてなかったので、
竹しかアップで撮ってこなかった…来年四隅をちゃんとチェックします!
「南観音山」の巡行。
今年から南観音山の松には白い鳩が乗るようになりました。
(北観音山のオナガドリを撮りそこねました…。>_<)
そして、「鯉山」です。
細い路地を入っていきます。
奥でローソクを献灯し、
鯉とタペストリーを拝観しました。
鯉山のタペストリーはもともと1枚のタペストリーを
9枚に裁断してあります。
先日のNHKのドキュメンタリーはタイムリーに
このタペストリーの謎にせまっていました。
遠くベルギーからオランダ、日本の江戸へ、
そして巡り巡って京都にやってきたタペストリーの物語は見応えがありました。
タペストリーの絵はホメロスの叙事詩「イーリアス」の一場面、
トロイ王の英姿です。
巡行のときの様子。
この巡行時のタペストリーは復元新調品だそうです。
「鯉山」では、茅の輪守りを買ってまいりました。^-^
法螺貝の音色とともにあらわれたのは「役行者山(えんのぎょうじゃやま)」。
修験道の開祖、役行者(真ん中)が、一言主神(向かって左)を使って、
葛城山と大峰山の間に橋をかけたという故事にちなむ山。
向かって右は葛城神。
赤い傘を2本立てるのは、この山のみの特徴だそう。
次は「黒主山」。
桜を仰ぎ見る大伴黒主。(ちょっとこわい…^-^;)
ここの粽には去年巡行に使われた桜がついています。
桜花は魔除けになるのだそうですよ。
「黒主山」巡行の様子。
この「黒」が特徴的。(でもドクロベェ様に見えてしまう私って…^-^;)
この団扇が粋。
そしていよいよ「大船鉾」。
鉾を曳く人たちがずずずいと左右に分かれて斜めに入ってきました…。
この噴水を作った時には、まさか後祭が復活するなんて
思ってなかったんでしょうねぇ。
「大船鉾」の晴れ姿。
この時ばかりは、御池通の蝉たちもしぃんと静かになって、
鉾が通り過ぎるのを待ちました。
山鉾巡行が終わり、しばらくすると賑やかなお囃子が聞こえ、
「花傘巡行」がやってまいりました。
まずはお囃子とともに、
ワッショイワッショイ、子ども神輿のお通りです。
ワッショイ、ワッショイ!
花笠を被った神饌(しんせん)行列がやってまいりました。
続いて獅子舞。
女の子たちが演じてる可愛らしい獅子舞でした。
花傘。
八坂皇大神(やさかすめおおかみ)の幟を持った可愛らしい武者。
馬長稚児(うまおさちご)。
ついて歩くお母さんも大変….。
おとうさんも大変。^-^;
この神輿は神話にもとづくもの?
なんとなく天照大神っぽい。
宮川町の舞妓さん。
こちらは祗園甲部(だったと思う)の舞妓さん。
鷺踊の子たち。
そして最後もお囃子で、行列はおしまい。
後祭巡行、そして花傘巡行を楽しんだ半日でした。
長々と、おつきあいありがとうございました。m(_ _)m
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