10月の初旬〜中旬に再び訪れた詩仙堂。前回の「赤い実編」の続きです。
嘯月楼(しょうげつろう)の入り口からほんの少し見えるお庭が好きです。
ほら、障子の向こう、何か別の世界のようでしょ?
よく見ると、見晴らし台(でいいのかな?)には、ちゃんと、
「嘯月楼」と書かれた額がかかっておりました。
神無月だと、時折こうしてお庭の眺めを独占出来ます。
美しい曲線。
さて、お庭を見ると、前回は咲いていなかったホトトギス(杜鵑草)が
いつのまにか咲き出していました。
このホトトギスの花、何故、鳥のような名前がついたかと言うと、
その鳥のホトトギスの胸の斑紋と花の模様が似ているからだそうです。
それにしても、面白いかたちをしていますね。^-^
こちらはお庭の奥に咲いていたホトトギス。
上の写真のホトトギスに比べると、濃い色をしています。
(一般的には、こちらの色が多い?)
ホトトギスのまわりで忙しく飛び回っていた「オオスカシバ(大透翅)」。
スズメガの仲間だそうで、羽根がとんぼのように透けています。
いっときも止まることがないので透翅が撮れない…。^-^;
そのホトトギスの隣には八重の酔芙蓉が。
昨秋に訪れた時にはもう少し見上げて撮った気がするのですが、
なんだか今年はこじんまりと、背丈が小さくなっていました。
↑去年の八重の酔芙蓉の様子はこちら。
さて、十月も中旬にさしかかった秋明菊。
本日は虫たちのレストラン♪
花びらにみえる萼が散った後も、まあるい緑色のしべが可愛いです。
そして、9月24日に訪れたときには緑色だったミカエリソウ(見返草)。
十月になると、こんなふうに咲きました。
アップしてみると…なんだか海中にいる生き物みたいです…^-^;
フジバカマ(藤袴)です。
ここにやってくるのは、アサギマダラだけではありません。
こんな小さな蜂だって、この花の蜜は格別美味しいのです、きっと。^-^
そう、他の蝶々だってやってきます。
この蝶々は「アカタテハ(赤立羽)」。
やっぱり藤袴の蜜って、美味しいのね♪ ^-^
このクロアゲハはたぶん「モンキアゲハ(紋黄揚羽)」。
(違っていたらご指摘下さい。m(_ _)m)
とても美しくて優雅な黒蝶でした。
(ピント合わせている間に飛び立ったので、限りなくピンぼけですみません…^-^;
記録のために載せておきます。)
そして、アサギマダラ。
アサギマダラについては、別にエントリーしていますので、
そちらをご覧下さい。m(_ _)m ↓
さて、そろそろこの階段をのぼって帰りましょ♪
次はこの青もみじが赤くなったころに訪れたいと思います…。
(人は多いやろうなぁ…)
「神無月の詩仙堂。その1」はこちら。 ↓
なお、詩仙堂の記事一覧はこちらです。
去年の紅葉の様子はこちらから見ることが出来ます。
↓