風の小径

写真で綴る季節のひとコマ 

京都御所、秋の一般公開にて。

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秋晴れの10月30日、

 

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京都御所の一般公開に行ってまいりました。

去年も見かけた警察犬、

今年も入り口の宜秋門の横でちゃんと賢くしておりました。^-^

 

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入り口を入ったところにある御車寄。

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去年の公開では入り口は地味(?)でしたが、

今年は華やかに金の屏風に生け花が飾られていました。

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やはり天皇傘寿(さんじゅ)のお祝いだからでしょうか。

 

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新御車寄にも、今年は牛車が展示されています。

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この牛車は「八葉車」と言われるもので、屋形に「八葉の紋」がついています。

この牛車は大臣や公卿が使用したもの。

中は畳が三畳敷けるほどの大きさがあるのだとか。

見た目よりずっと大きいということですね。

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牛車はこの後ろから乗り込み、

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そして牛を外して、この前から降りるという慣例があるそうです。

でも、木曾義仲がそれを知らずに後ろから降りたという逸話が

「平家物語」には記述されているそうで…。

(ひゃーっ、こんな後世にまでその失態を残されるとは、

ちょっと義仲に同情してしまいます…^-^;)

 

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月華門。

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こちらはもうひとつの門から南庭の眺め。

ここからの景色が美しくて、いつもほれぼれとしてしまいます。

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回廊と承明門。

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生け花の展示。これは「華道 月輪未生流」

華道 月輪未生流

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「大本山大覚寺 嵯峨御流」

いけばな嵯峨御流(さがごりゅう)

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「総本山仁和寺 御室流」

御室流華道の四季

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これは紫宸殿の桧皮葺屋根の実物模型。

結構、分厚いです。

 

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建春門。

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ぼちぼちと紅葉していますね。

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蹴鞠会場の用意がされていましたが、本日(11/1)、

雨降ってたからここでは無理だったかもしれません。

 

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紫宸殿。

(精一杯後ろから撮りましたが、大きすぎて入りきりません、^-^;)

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紫宸殿の前の「左近の桜」。

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そして、「右近の橘」。

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承明門。朱色がとても美しいです。

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紫宸殿の東の横からの通路。

 

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板輿。

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昭憲皇太后(明治天皇の皇后、当時20歳)は東京までこの板輿で

20日間かけて、移動されたそうです。

(なんだか腰にきそうですね…^-^;)

 

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清涼殿。

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よく見ると、寝所の前には狛犬と獅子が鎮座しておりました。

(去年は気づいてなかった、^-^;)

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狛犬と、

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獅子。

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その奥の襖。

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年中行事が書かれてありますが、よく読めません、^-^;

 

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御池庭の池にかかる欅橋。

いつみてもこの橋の欄干のしたにある雲に感動してしまいます。

ここを渡る人は雲上人ですよね。

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御池庭。手前は州浜。

この日は去年見かけた鯉には会えませんでした。

 

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小御所。

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今年のお人形の展示、こちらは「女踏歌(おんなとうか)」。

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正月の十六日に行われる舞だそうで、

地を踏みしめ、拍子をとって歌いながら舞うそうです。

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そしてこちらは「五節舞(ごせちの舞)」。

起源は天武天皇が吉野宮で琴を弾いたときに、天女が舞い降り、

袖を五回ひるがえしたという故事からきているそうです。

毎年、新嘗祭のときに踊られていたそうですが、

今は大嘗祭(だいじょうさい、即位後の最初の新嘗祭)に

行われるそうです。

 

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御内庭。

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まだまだ緑眩しい青もみじでした。

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御常御殿。

今年は二の間からお庭を眺めるご様子のお人形が飾られていました。

 

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岸岱(がんたい)・作 「四季花鳥図」。

皇后宮常御殿 御寝の間(皇后の寝室)にある襖絵だそうです。

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南天の実をついばんでるヒヨちゃん(ヒヨドリ)、水辺のオシドリ、

それから右端にいるのは何かしらん?

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最初普通のセキレイかと思ったけれど、キセキレイかも?

 

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近藤梁渓・作 「西王母」

御三間の東御縁座敷にある杉戸絵。

右側にいる侍女が三千年に一度実をつける「仙桃」を持っています。

西王母はこの桃を後漢の武帝から授かったと伝えられています。

 

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去年は閉じられていた建礼門が今年は開かれていました。

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ここから見る紫宸殿も美しいですね。

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建礼門の前からは、大文字がきれいに見えました。

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御所の一般公開、通年は5日間ですが、

今年は天皇傘寿のお祝いで11月5日(水)まで、7日間公開されています。

心なしか展示も去年より華やかだったような気がします。^-^

 

<関連エントリー>

2013年度の公開の様子は旅日記のほうに記していますので、

よろしかったらご覧下さい。

(去年載せたところは、今年はほとんど割愛しています。)

<お知らせ>

sideblog「京の小径」を更新しています。m(_ _)m

 

(2015.11.3 追記)

2015年度の一般公開の様子はこちらです。

kazenokomichi.hatenablog.jp

kazenokomichi.hatenablog.jp