永観堂の紅葉絵巻の続きです。
さて、阿弥陀堂を出たあと、
今度は少し小高いところにある多宝塔へ行くことにしました。
池のどこから見ても、多宝塔は紅葉の向こう。^-^
多宝塔は上は円形、下が方形の二重の塔。
龍吐水の上は錦のもみじでした。
なるほど、暁の夢に仏様は見え給うのですね。
この像は安らぎ観音様。
何気に上にいらっしゃるお地蔵さま(?)たちが可愛らしいです。
御影堂の前の紅葉がまるで燃えるようでした。
御影堂の横から。
多宝塔へは、この渡り廊下の下をくぐって行きます。
階段の横も真っ赤な紅葉が続きます。
位置から考えると、たぶん瑞紫殿。^-^;
程なくして、多宝塔に到着。
多宝塔からの眺め。京都市内が一望出来ます。
上から眺める紅葉も絶景。
多宝塔からの眺めを堪能したので、下に戻ってまいりました。
放生池の紅葉はまさに極楽浄土の世界。
池に映り込む景色も素晴らしい。
この写真に至っては、もうどれが本物のもみじで、
どれが映り込んだものか、訳がわからなくなりました、^-^;
iPhoneで撮っていたら、たまたま鯉が映り込んでいました。
おまえも放されたのかい?
極楽橋の反対側にも鯉はいました。
おや、池の後ろにかわいいお地蔵様が。
知恵と慈悲のお地蔵様♪
画仙堂。
鏡のような。
もみじの額縁。
艶やかなもみじ。
この橋は錦雲橋と言うそうな。言い得て妙。
橋を渡った先には、辨財天があります。
(ここは渡れないようになっています。)
先の細い紅葉も、つややかな色。
池から流れ出した水は紅葉の小川となり、
紅葉のトンネルのなかを流れて行きます。
緑と紅葉が包み込むように。
大玄関に戻ってまいりました。
光と影。
橙色と黄色の紅葉の優しい空間。
振り返ると、真っ赤に燃えた紅葉がありました。
最後にもう一度、振り返って中門の紅葉の名残を惜しみながら、
永観堂をあとにしました。
-☆-
今まで、人は多いし、紅葉の時季は拝観料高いし…と、
永観堂は避けて通っていたのです。
でも、行ってみたら、
さすが「もみじの永観堂」でした。
「もう参りました、ははっ〜」という気持ちです。^-^;
紅葉の見せ方が抜群に上手い。
もし、京都に紅葉狩りには1ヶ所しか行けないんだけれど…と言われたら、
迷わず「永観堂へどうぞ」と、言うと思います、^-^
-☆☆-
今回、これだけ回るのに2時間半かかりました。
それでも、中の展示などは見ている時間がありませんでした。
開山堂にいたる臥龍廊も渡らなかったし。
じっくりと見て回ろうと思うと半日かかりになるかも。^-^;
もう少し空いている季節に行って、
今回見逃したところを、じっくり見てみようと思った次第。^-^
<御朱印>
<関連エントリー>
永観堂・禅林寺の紅葉絵巻 -その1-(少し追記と追記写真あり) - 風の小径