少し時を遡って4月19日の日曜日、
雨模様の日曜日でしたが、槙尾山のつつじをみたくて、
行ってまいりました。
ここは西明寺の裏山にあたるところで、
ピークには数万本のつつじが全山を覆うそうです。
私たちが訪れた時には、ピークを過ぎていましたが、
(見頃は1週間前だったようです。)
それでも、新緑の緑とツツジのピンク色が美しく調和していて、
まるで印象派の絵画を見る思いでした。^-^
ちょうど雨があがり、山からは靄が立ちあがっていました。
屋根が見えている建物は西明寺です。
去年の秋、高山寺、神護寺と訪れ、時間切れで行けなかったところです。
というわけで(?)、今回はまずは西明寺を訪れることにしました。
清滝川にかかる指月橋のたもとのもみじは雨に濡れて、
美しい黄緑色でした。
紅葉の頃とは違い、訪れる人も疎らです。
川の流れる音に混じって、カジカガエルの涼しげな声が、
まるでさざ波が寄せるように静かに聞こえてくるだけ。
さて、西明寺はこの橋を渡っていきます。
まるでもみじのトンネルを通り抜けていくようです。
苔むした石塔ともみじの色で、曇り空なのにまるで光っているかのよう。
薬医門が見えてまいりました。
門の横には石塔がありました。
本堂。
元禄十三年(1700年)に桂昌院(綱吉の生母)によって
寄進されたものだそうです。
屋根の上から綺麗な声が聞こえると思ったら、キセキレイがおりました。
去年、松尾大社を訪れた時も、
やっぱりこの屋根の端っこにキセキレイがいたのですが、
かれらはこの屋根の端っこがお気に入りなのでしょうか?(笑)
瓦には文字が彫られていました。
これは大工さんの名前なんでしょうか?
用道長兵衛さん?
本堂からのお庭の眺め。
もみじの黄緑と苔の黄緑、そして常緑樹たちの濃い緑と、一面緑のお庭。
秋にはさぞかし紅葉が綺麗なことでしょう。
客殿から鐘楼をのぞむ。
まだ、少し枝垂れ桜が残っていました。
客殿から本堂の眺め。
これを鳴らして、時を告げるのでしょうか。
もみじは小さな赤い花をつけていました。
客殿。
青もみじと鐘楼。
聖天堂。
面白い紋だなぁと調べてみたら、「袋」と「違い大根」なんだそうです。
違い大根は、大聖歓喜天(聖天)様への供物だそう。
(桂昌院が出た本庄家の家紋でもあるそうです。)
高野槙(こうやまき)は、樹齢700年の古木。
高野槙の松毬(?)がいっぱい。
苔の上にもぽろんとひとつ。
垂れ下がった枝を撮ったら、なんだか水墨画チックになりました。
雨に濡れた石楠花。
苔むした石灯籠たち。
苔の帽子をかぶっているみたい。
雨上がりなので、水滴がついていました。
裏庭にあった、不思議な馬の像。
緑の中の薬医門。
再び清滝川。
雨上がりの青もみじははっとするほど美しく、
そして、緑が目に染みます。
川のそばには、シャガが咲き乱れていました。
岩場で何か茶色いものの動く気配がしたのでズームすると、このコがいました。
「カワガラス」でした。^-^
初撮りです♪
(御朱印)
…「神護寺」に続きます。m(_ _)m