台風通過のなか、なんとか無事に山鉾巡行が行われましたね。
そんな今年の祇園祭の前祭。
宵山前日の13日の曳初めに行った話は
前回のエントリーでいたしましたが、
前回ご紹介しきれなかった他の鉾の様子と、
15日の宵山の様子をお届けします。
(以前は15日は宵々山と言ってましたが、
前祭りと後祭りになってから、
どうも3日間とも宵山と言うようなってきたみたいです。
それとも本来、そう言うものだったのでしょうか?)
まずは月鉾から。(この写真は13日のもの)
「月鉾」は「月読尊(つきよみのみこと)」を祀っています。
鉾頭は三日月。
提灯の「月」の文字が素敵。
月鉾は美しい装飾が施されています。
ちらりと見える中の扇面散図(この写真ではやや右上の位置の絵)は
「源氏物語五十四帖」をモチーフにしているのだとか。
そして、前と後ろをよく見ると、屋根裏に美しい花の絵と兎さんがおりました。
この絵は円山応挙筆による「金地著彩草花図」。
美しくて惚れ惚れ。
なんだか凛々しいお顔の兎さんと亀さん。
こちらは必死に逃げる形相の兎さん。そしてお馬さん。
貝殻の装飾がまた美しいですね♪
15日歩行者天国になる直前の「月鉾」。
風で提灯が揺れます。
さあ、もうすぐ祇園囃子がはじまります。
お会所の月の提灯。
月鉾の御朱印。(自分で押すのですが、やや下手っぴ…^-^;)
続いて「函谷鉾」。
警察官が歩行者天国の準備に大忙し。
函谷鉾の祇園囃子がはじまります。
鉾頭。
函谷鉾の御朱印。
鶏鉾。(13日に行った時のもの)。
鉾頭。
鶏鉾には、やっぱり鶏さんが♪ ^-^
鶏鉾の御朱印。
菊水鉾。(こちらも13日に行ったもの)
鉾頭は菊。
車輪にも菊の御紋。
菊水鉾はこの「菊水の井」に由来するとか。
ここでは日替わりで表、裏、遠州流のお茶がいただけます。
この胴懸は狩野岑信の「七福神図」をもとにしたものらしいです。
軒下には翠簾(すいれん)がかかっているのは菊水鉾だけ。
どこか雅な感じがするのは、この翠簾がかかっているからかしらん。
弁天様がいらっしゃるこの胴懸は、去年新調されたばかりのものとか。
いいな、お菓子(?)がザックザク♪ ^-^
菊水鉾の上には、宵山前日の13日に
くみちょう (id:Strawberry-parfait)さんと、
くみちょうさんのお友達のMちゃんと一緒にのぼってまいりました。
上では、菊水鉾保存会の方が祇園祭の起源をお話されていました。
平安時代、疫病が流行り、それをおさめるために
祇園御霊会がはじまりました。
はじまったころは、66本の矛を
池のほとりにたててお祓いをしたのだとか。
(池はたしか二条城の当たりにある池とお聞きしたのですが、うろ覚え、^-^;)
このような山鉾の形態になったのは室町時代からなんだそうです。
「菊水鉾」の御朱印。(ううむ、また上手く押せなかった、^-^;)
こちらは「山伏山」(これも12日に撮ったもの)
こちらでは「茅の輪」くぐりをしてまいりました。
(中は写真撮影禁止だったので、茅の輪の写真はありません。)
西陣織のしおり神籤がありましたので、ひいてみました。
ここでのおみくじは「末吉」。
前日、貴船神社でやった水占いも「末吉」。(まだ記事にしてないけど…^-^;)
どうもこのところ「末吉」ばかりが続いているから、
運勢的にはやっぱり「末吉」なんでしょうかねぇ…。
(あ、でも、智積院のは「大吉」でした♪ るるん♪
↑ これもまだ記事にしてないけど…^-^;)
「山伏山」の御朱印。
さて、こちらは曳初めをしました放下鉾。
12日は御朱印をいただいてなかったので、再び。
(人が多過ぎて、鉾頭撮るの忘れてました。^-^;)
曳初めの時には撮れなかった側の胴懸。
ちなみにこれは曳初めの時のワンシーン。
↓曳初めの様子はこちらをどうぞ♪
「放下鉾」の御朱印。
長くなったので、宵山後編に続きます。
(おまけ)
大丸の入り口にあった鉾の飾り♪
美しいです。