風の小径

写真で綴る季節のひとコマと京の小径

百年の時を刻む建物「五龍閣 夢二カフェ」へ

みなさま、こんにちは♪

今日の記事は前回の「六波羅蜜寺」に行った日の続きです。

↓前回の記事

kazenokomichi.hatenablog.jp

さて、「六波羅蜜寺」を出た後、幽霊子育て飴のお店のところで松原通、

六道の辻に入りました。

六道の辻「六道珍皇寺」(この写真は2015年に撮ったもの…あ、10年前だ)

六道珍皇寺は以前「京の冬の旅」の特別拝観で2回訪れているのですが、なぜか単独の記事にしていなくて…^-^;(記事をそのうち書く詐欺をしてました、笑)

↓これとか

kazenokomichi.hatenablog.jp↓これとか

kazenokomichi.hatenablog.jp

どちらにも、六道珍皇寺の記事をいずれ(詳しく)書ければいいなと書きながら、書いていません、^-^;

今回、古ーい写真は今のPC自体にも入ってなくて、バックアップから掘り起こしてきました。その写真を見ていたら、うーん、これはいずれやっぱり記事にしないとね、と思ったので、そのうちサイドブログの「風のなかの旅日記」の方にでも書きたいと思います。

↓サイドブログ「風のなかの旅日記」はこちら

kazenonakanotabi.hatenablog.jp(あ、今度こそ、書く書く詐欺にならないようにしなければ、^-^;)

 

そして以前、六道珍皇寺を訪れた時に、この通りは昔、鳥辺野へ向かう道だったと伺ったので、なんとなくこの道を通るのは緊張するのです。

(清水寺のあたり、その昔は鳥葬や風葬が行われていた地だと伺いました)

 

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六道珍皇寺のすぐそばにあるスーパー「ハッピー六原」

このなんとも言えない昔ながらのスーパー感がたまりません。^-^

今回、時間がなくて立ち寄らなかったのだけれれど、

「菊乃井」さんのお豆腐が売っているとママ友から聞いているので、

次回はここでお豆腐買って帰ります、^-^;

 

さて、松原通はそれほど人通りはなかったのですが、

東大路の信号を渡って、清水坂に差し掛かると、もう人、人、人でした。

(それもほとんどは外国人の方々です)

 

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そんなやたら外国人だらけで混雑する清水坂を登っていくと、やがて右手奥にちょっとクラシカルな洋館があることに気づきます。ここだけはぽっと人が少ない空間でした。

 

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この日の最終目的地、「五龍閣」です。

コロナ禍になって、長らく閉館していたのですが、

去年の12月にリニュアルオープンらしいよとムスメが教えてくれたのです。

かねてから行ってみたかったので、今ならまだ空いているかなと(笑)

行ってみました。^-^

 

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「五龍閣」は大正10年に建てられた建物で、設計は武田五一氏

武田五一氏、どこかで聞いたことあるなと思ったら、同女の栄光館を建てた方でした。

(大河ドラマ「八重の桜」の主人公新島八重さんゆかりの同志社女子です)

Wikipedeiaを見てみたら、京都府立図書館とか、市役所、賀茂大橋や葵橋、それから島津の「フォーチューンガーデン」の建物もこの方によるものだったんですね。

ja.wikipedia.org

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この建物は、清水焼を国際的な事業へと発展させた起業家「松風嘉定」の邸宅で迎賓館として使用されていたそうです。

洋風な建物ですが、屋根の形とか、鴟尾が載っているところとか、和風なところもあります。

 

それでは、中に入ってみましょう。

 

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1階の奥は「夢二カフェ」となっています。

 

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帰ってから気づいたけれど、夢二カフェの看板の夢二の絵、時々変わっていたのですね、^-^;

 

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入ってすぐの部屋

 

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お部屋の壁には夢二の絵が色々と飾られていました。

ちょっとした夢二美術館です。^-^

 

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メインの喫茶室(テラス席からの写真)

 

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暖炉もありました。

(室内の写真、お店の人に撮っていいですか?と、一応許可もらってます)

 

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一番奥のテラス席へ。

珈琲は猿田彦珈琲さんブレンドのコーヒーだそうです。

猿田彦さん、最近、関西のいろんなところに進出されていますね。

 

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パウンドケーキも頼みました。

黒豆が入っていて美味しかったです。^-^

 

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テラス席からは噴水が見えます。

 

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鳩のステンドグラスが素敵でした。

 

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寄り添う鳩さんのステンドグラス♪

外には枝垂れ桜がありました。春に訪れたらいい景色でしょうね、きっと。^-^


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さて、お店の方に伺うと、階段で2階までは上がれますよとのこと。

(ただし部屋には入れません、廊下だけ)


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階段は3階まで吹き抜けになっています。

 

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2階の廊下から

 

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階段をぐるりと取り囲む形に部屋が配置されていました。


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階段を降りたところに飾られている銅版画(かな?)。

 

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扉のガラスの模様も美しいです。

 

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外からはこんな感じ。

この丸い模様はいたるところにありました。

(階段の上の照明もよくみたらこの模様のようでした。)


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あちらこちらに丸い模様が…。

これは松風のマークだったのでしょうか。


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このエリアはだれでも入れる場所になっていました。

 

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ぐるりと回廊になっていましたが、そこは入れないようです。

 


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外から見たテラス席


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やっぱり枝垂れ桜が咲く頃にまたきてみたいですね。

(人多そうだけど…)

 

www.goryukaku.com
今のところ、openしている時間帯は午後1時から5時となっています。

 

www.okabeya.com

五龍閣の向かいは清水順正おかべ家さんなので、こちらで湯豆腐食べた後にカフェに立ち寄るのもいいかもしれませんね。^-^