風の小径

写真で綴る季節のひとコマと京の小径

旧三井家下鴨別邸冬の特別公開にて

 

みなさま、こんにちは♪

本日は「旧三井家下鴨別邸」冬の特別公開のお話です。

 

旧三井家下鴨別邸は普段は一階部分にしか入れないのですが、たまに二階と三階望楼を特別公開しています。先日、雪が降った日に訪れたらちょうど公開していて、オットが上に登ったことないというので、特別公開用のチケットを申し込みました。

 

主屋は明治13年に木屋町三条に建築されたものを、大正10年にこちらに移築されたそうです。

当時、今の家庭裁判所の場所に三井家の祖霊社「顕名霊社」があったそうで、その参拝の折の休憩場所としてここに移築したのだそうです。(さすが三井家です。自分ところの神社を建てるとは…!)

戦後、この土地は没収され国有化、家庭裁判所の所長の宿舎として平成19年まで使用されていたそうです。(神社は移転)

それにしても、なんと贅沢な宿舎でしょう、^-^;

平成23年に重要文化財となり、平成25年に文科省の所管となり、管理団体が京都市へと移ります。

その後、改修され平成28年(2016年)10月より一般公開がはじまりました。

 

さて、はてなブログの記録によると(笑)、私は一般公開開始の5ヶ月後、2017年3月にはじめて訪れたようです。

(こんな時、ちゃんとブログ書いといてよかったと思う、^-^;)

その後、2018年3月にはじめて2階と3階の望楼に登りましたが、その頃、2階以上は撮影禁止でしたから写真はありません。

(今は撮影可です。いつ可能になったんだろう?^-^;)

 ↓というわけで、2018年とおまけで2017年に行った時の記録です。

kazenokomichi.hatenablog.jp

久しぶりの読んだら桝形商店街の鯖寿司が食べたくなりました、笑。^-^;

 

では、そろそろ中に入りましょう。

 

主屋1階の座敷です。

この日は午前中雪が降っていたので、お庭はまだうっすらと雪が積もっていました。

ガラスは大正ガラスですが、1枚だけ新しいガラスになっているとのこと。

 

 

 

2階座敷からの眺めです。

 

外の縁側から。

この池は瓢箪型になっているのが2階からだとよくわかります。^-^

 

床間に福禄寿の掛け軸がありました。

 

これがひとつ前の詩仙堂の掛け軸とリンクしているのです。

大意を読むと、石川丈山の「福禄寿」の漢詩はとても深いですね。

↓ひとつ前の記事はこちら

kazenokomichi.hatenablog.jp

さて、これが3階にあがる階段です。

細くて急なので、左につかまる用の綱があります。

そして、左にわずかに見えているのはこの階段の扉(引き戸)です。

 

90度にまがったところからガラガラとひっぱるとこうして引き戸があらわれます。

そして、そのレールは算盤レールというものだと教えていただきました。

これは大工さんの匠の技らしいです。

そしてレールの前に襖があり、ふだん、この引き戸と階段は隠されているのでした。

3階は狭いので15分に区切って10名ずつ上に上がります。

 

途中に小さな隠し部屋がありました。

正面からみると3階ですが、サイドから見るとこの中3階があるので、4階建てのように見えます。(上から2枚目の写真参照ください)

 

隠し部屋の横を通り過ぎるとさらに急で細い階段があらわれます。

 

三階にあがると、白い大文字が見えました。

 

さて、3階望楼は四方がガラスばりです。なので、雨戸をしまう戸袋がありません。そこで工夫されたのがこの雨戸です。

窓の外の下側にしまわれていて、上にあげて雨戸を閉めるのでした。

ここにも大工さんの工夫が見えます。

そして、この雨戸に守られて、前の台風(数年前、京都のあちらこちらでかなりの被害があった台風)の時もこの3階の望楼は無事だったということです。

 

この屋根瓦、少し膨らんでいるのがわかりますでしょうか。

これは「起り(むくり)屋根」という日本独特の建築様式だそうで、京都ではよく見られるそうです。(桂離宮とか京都迎賓館とかもむくり屋根を採用しているそう)

 

お寺などのそり屋根に対して、ぷっくり丸みをおびた屋根で、雨水が流れやすい構造になっているのだとか。

そういえば、午前中に降った雪もすっかりなくなっていました。

 

3階に上がった時にはまったく見えなかった比叡山の裾野が降りる頃には少し見えてきました。ここから見える比叡山は雄大で美しいです。(過去の記憶、^-^;)

赤い鳥居は下鴨神社の一の鳥居です。

 

三井家の家紋「四つ目結」

(よく見る「丸に井桁三」は暖簾印なんだそうです)

 

大正時代に増築された時に作られた折り返し階段

 

大正時代に設置された洋式トイレと洗面

 

1階の洗面とお風呂(こちらも大正時代に増築された部分)

洗面所の窓は中国風の意匠を取り入れているらしいです。

 

一階の縁側から。

 

晴れてきました。

 

広間。

こちらでお茶菓子をいただくことができます。

 

お庭から。

 

水仙が咲いていました。

 

茶室

茶室の記事は2022年にあげていますので、よろしかったらお立ち寄りください。

kazenokomichi.hatenablog.jp

雪の向こうに。

 

広間の外観

 

家族用の内玄関だったそう。

 

1階の様子は2022年に載せています。

kazenokomichi.hatenablog.jp

夜間も1度行きました。^-^

kazenokomichi.hatenablog.jp

旧三井家下鴨別邸はいろんな催しやっています。^-^

ja.kyoto.travel

一度朝食申し込んだんですが、ちょうどコロナの外出の規制がかかってキャンセルになったのでした。また機会があったら申し込みたいものです。