みなさま、こんにちは♪
暖かくなったと思ったら、また寒くなりましたね。まさに3月は三寒四温ですね。

2月の終わりに京都御所の春の特別公開に行ってきました。


ガラスに反射していて見づらいですが、今回の展示は梅をテーマにしたもののようです。まずは「梅に鷹」姫宮御殿という御殿にある杉戸絵だそうです。
(姫宮御殿は非公開エリアにあるので、建物を見たことはありません)

部分的にアップに撮った梅に鷹


「白梅」これは小御所の杉戸絵

部分的に切り取ってみました。


杉戸絵の最後は「白梅に音呼(インコ)」参内殿にあるそうです。
参内殿も非公開のエリアですね。
この杉戸絵は背景が写り込みはげしかったので、この部分絵だけです。
(一緒に行った友人が以前MOA美術館が反射をおさえるガラス(低反射高透ガラス)を採用しているらしく、照明の反射などがなかったそうです。宮内庁も採用しませんか?低反射高透ガラス、^-^; )

牛車の展示


承明門の左右には束帯(文官)が並んでおりました。
これは大正、昭和の即位礼当日、紫宸殿の南庭に並んでいたそうです。

弓を持った人が「威儀(いぎ)の者
太刀を持った人が「威儀物捧持者(いぎものほうじしゃ)」

さて、この日は「蹴鞠」の実演がありました。

まずは松の枝から鞠を外すところから。

順番に皆がぐるりと四方を回りながら位置につき、
いよいよ蹴鞠のはじまりです。

鞠を蹴るときに「アリ」「ヤア」「オウ」という掛け声がかかります。
これは鞠の精の名前なんだそうです。

鞠は鹿革でできています。

そして蹴鞠は老若男女が楽しめる娯楽だったとか。^-^
↓リールにしています。このまま見られるはずなのでスタート押してくださいね。
(注:掛け声などの音が出ます。音量にお気をつけて再生してください。)
なかなか落とさずに蹴り続けるというのは難しそうですね。
ところでこの蹴鞠を見ている間ずっと、キツツキのドラミングが鳴り響いていて、ものすごく気になったのですが、終わって聞こえた方に行ってみましたが、その時には鳴りやんでいました、^-^;

蹴鞠の庭
ここで行われた蹴鞠の催しを御学問所(向かって右側の建物)から天皇がご覧になった記録があるそうです。

生け花の展示 御室流「春近し」

月輪未生流「瓔珞(ろうらく)」
瓔珞とは仏様の頭上にある宝石や鈴などを連ねた飾りのことだそう。

嵯峨御流 「桜梅桃梨」

紫宸殿
左近の桜はまだかたい蕾でした。

これは去年の左近の桜の写真です。
↓去年の左近の桜の記事です。

紫宸殿

右近の橘は老木のため、冬の間はこのように囲いをして守られています。

こちらは「清涼殿」



修復された襖絵が青々しくて美しいです。


こちらも修復された襖絵(たぶん)

御池庭

この日は白梅が少しさきはじめていました。

ここからは別の日(3月14日)。
あらためて、梅の様子を見にきた時のものです。

馬酔木
以前、野村碧雲荘を見学した時に馬酔木は防虫効果があるので、赤松とセットで植えられるという話を聞きました。

御内庭

2月末に訪れた時には蕾だった白梅が満開でした。


御常御殿前の紅梅と白梅

なぜか白梅の花がスカスカなのです。(散ったというわけでもなく)
あまり花をつけていません。

でも去年すごく小さな実がいっぱいついていたのを見た記憶があるので、
今年だけ花が少ないってことなのでしょうか?

紅梅はほのかに甘い香りがしました。

去年も同じような写真を撮っていますが、^-^;
この去年の記事の白梅を見返すと、ほぼ花を終えた白梅が写っていますが、やっぱり花の量は多いです。今年なんでこんなに花ついてないの?
(追記)
特別公開の日は蹴鞠を見ていたのは半数以上は日本人だったような気がするのですが、14日にあらためて御常御殿の梅を撮りにいったときは、95%外国人でした、笑。
(おまけ)

御常御殿のそばにいたルリビタキの若君。
↓ルリくん、こちらに写真をまとめています。^-^

御内庭にいたコ(ピンボケごめん)
このコは鶯かな?

清所門前の白梅

紅白の梅♪

この紅梅は鮮やかな赤色です。

紅白の梅と街灯

ピンクの梅と白梅

黒木の梅は五分咲きでした。(3/14)

出水の小川の白梅♪

↓出水の小川にいたシロハラさんはこちらに載せています。