風の小径

写真で綴る季節のひとコマと京の小径

桜と椿を求めて ー法然院と安楽寺ー

みなさま、こんにちは。

4月も後半になりましたが、まだまだ4月はじめの写真を整理できていません。^-^;

 

なので、本日は4月1日に行った哲学の道界隈のお話です。

もともとこの日は「霊鑑寺」さんの椿を久しぶりに見に行こうと思ったのでした。

この日は花曇り、桜は咲き始めたところでした。

(そのせいかまだ人は少ないです、^-^)

 

さて、霊鑑寺へ行く前に、法然院がちょうどこの日から特別拝観していることに気づいたので、まずはこちらに立ち寄ることにしました。

 

白砂壇 

砂壇は水をあらわしていて、この間を通ることにより心身を清めて浄域に入ることを意味しているそうです。(いただいた資料より)

 

水の流れの中にあるのは桜ですね。^-^

 

さるのこしかけかな?

 

ここにはいつも花が添えられていますが、今日は椿です。

 

椿の葉っぱから水が流れるのが美しいです。

 

法然院は毎年4月の1日から7日に春季伽藍内特別公開を実施されています。

 

ちょうど行ったタイミングで梶田慣主の法話を伺うことができました。

三銘椿(さんめいちん)の庭

ここには花笠椿、貴椿(あてつばき)、五色散り椿の三種の椿があります。

 

この立札の写真は、3月末に行った武田薬品の京都薬用植物園のものです。(地元民は通称「武田農園」と呼んでますので、以下、武田農園と称しています。)

実は武田農園には京都や奈良の寺社から預かった椿が植えられていて、法然院もこの三種の椿が預けられているそうです。

(万が一お寺の椿が枯れた場合に、武田で預かっている木が植えられるそう。武田農園のガイドの方が、これらの椿は厳重に管理されていて、門外不出だとおっしゃってました。余談ですが、その品種を増やすには挿し木なのだそうです。種は雑種になるとか、^-^; )

 

花笠椿

 

貴椿(あてつばき)

 

五色散り椿

 

方丈庭園

心地池は草書体の「心」を表しているとか。

 

石橋の向こうには阿弥陀三尊を象徴する三尊石

その奥には善気水(錫杖水)が湧き出ていて、たまに鹿おどしの音が響きます。

 

鎮守社

祠には弁財尊天を中央に両脇に吉祥天と摩利支天が安置されているそうです。

 

この日は寒かったので、中の休憩室でストーブの前でまったりとすごしてしまいました、^-^;

 

こちらにも椿が飾られていました。

↓こちらは10年前に訪れた時のもの。

kazenokomichi.hatenablog.jp

この時はお庭の桜が満開でした。(今回はまだ蕾でした)

椿もこの時のほうがたくさん咲いていたように思います。

 

さて、法然院を出たあと、安楽寺さんの横を通り過ぎようとしたら、こちらもまた一般公開していたので、入ることに。(なかなか霊鑑寺まで辿り着けない、笑)

 

安楽寺さんも一般公開の日は限られています。

↓公開日はこちらのHPにて確認できます。

anrakuji-kyoto.com

大きな枝垂れ桜がちょうど見頃でした。

曇り空なのが惜しいです、^-^;

 

くさの地蔵菩薩

このくさの地蔵菩薩さまは、古くから皮膚病は腫瘍(がん)・病気平癒の地蔵様として信仰を集めていたそうです。平成27年に地蔵堂を再建とのこと。

 

両脇の水掛け地蔵さまは鹿ヶ谷かぼちゃのお姿をなさっています。

 

鹿ヶ谷かぼちゃ

中風まじない鹿ヶ谷かぼちゃ供養は毎年7月25日に鹿ヶ谷かぼちゃを煮炊きしたものを参拝者にふるまって、中風にならないよう願う行事があるそうです。

 

安楽寺さんはもともとは鎌倉時代のはじめ法然上人のお弟子さんの住蓮上人と安楽上人が「鹿ヶ谷草庵」を結んだことにはじまるそうです。

 

その草庵で後鳥羽上皇のご寵愛を受けていた女官の松虫姫と鈴虫姫が、上皇の熊野参詣の留守中に剃髪出家されたことから、上皇が激怒。

この出来事をひとつの口実として、専修念仏の教団の弾圧を開始。

住蓮上人は近江にて斬首、安楽上人は六条河原にて斬首されたのだとか。

そして法然上人は讃岐国へ流罪、親鸞上人は越後国へ流罪となったのだそうです。

草庵は両上人亡き後荒廃していたそうですが、流罪地から帰京した法然上人によって草庵を「住蓮山安楽寺」として両上人の追善の寺とされ、その後、この地に本堂が再建され、今日に至っているとのこと。

境内には松虫姫、鈴虫姫の供養塔、そして住蓮、安楽上人の供養塔があります。

 

(たぶん)不動明王様

 

手水の両脇にはかえるさん

 

白いスミレがひっそりと咲いていました。

 

安楽寺さんで後鳥羽上皇の強烈な宗教弾圧にふれたあと、

次は谷の御所「霊鑑寺門跡」へと向かいました。(つづきます)

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