祇園祭前祭山鉾巡行の続きです。
その1はこちら ↓
白楽天山です。
唐の詩人、白楽天が道林禅師に仏法の大意を問うているところだそうです。
白楽天山の保存会のページにそのやりとりが載っていますが、
確かに道林禅師のお話は白楽天のように感服してしまいます、^-^
↓
写真撮れてませんが、前懸はベルギー製のタペストリー。
胴懸はフランス製、見送は山鹿清華の「北京万寿山図」。
四条傘鉾
傘と棒ふりばやしという古い形態の鉾だそうです。
孟宗山。
筍山とも言うそうです。
雪の中、孟宗が病気の母のために筍を掘り当てたという話から。
胴懸は平山郁夫の「砂漠ラクダ行」(月と日がある。写真は日のほうかな?)
見送は竹内栖鳳の「白地墨画竹林図」。
墨画の見送はかえって目立ちますね。
月鉾です。
鉾頭が新月(三日月型)ですね。
屋根の上にわかりにくいですが、八咫烏がのっています。
(上の写真を拡大しただけなので、画像が粗いです、^-^;)
前懸はインド製のタペストリー「メダリオン緞通」
見送は皆川月華の「黎明図」。
月鉾は鉾の中でも一番大きいのだそうです。
山伏山。
御神体が山伏の姿をしています。
その昔、八坂の塔が傾いたときに法力でなおしたという浄蔵貴所という山伏の
大峰入り(修験者が大峰山で修行をすること)をあらわしているとか。
見送は龍波濤文様の綴錦だそう。
山を担いでいるのは、同志社大学のラグビー部の学生さんたちなのですが、
SNSにあがっていた辻回しの映像が威勢良くてなかなかよかったです。^-^
来年も頑張って担いでくださいね♪
占出山。
神功皇后が肥前国松浦で鮎を釣って戦勝の兆としたという話から。
鮎釣山とも言われてます。
宵山では安産のお守りと腹帯を授与されるらしい。
前、胴懸は日本三景の絵、水引は三十六歌仙。
見送は花鳥龍文様の綴錦だそう。
霰天神山。
(すみません、前回、間違えてこの写真を油天神山にあげていました。
訂正いたします。)
京都に大火があったとき、霰が降ってきて火がおさまり、
その時に天神様が降って来たのを祀っているそう。
放下鉾。
鉾頭は月、日、星の三光をあらわしていあす。
放下鉾は新町通に最後に入るため、いったんここで止まって、
他の山鉾を先にいかせます。
岩戸山。
天の岩戸の神話から。
伊弉諾(イザナギ)尊が屋根の上に安置されています。
(天照大神と手力雄尊はなかに)
放下鉾の横を通り過ぎる岩戸山。
おさきに。^-^
前祭、最後の鉾は船鉾です。
船首にある鷁(げき)が金ピカです。^-^
待機中の放下鉾の横を通り過ぎていきました。
真横から。
船首の鷁がまるで飛んでいるようですね。
舵は飛龍文です。
さて、ここからはInstagram に貼り付けた動画です。
新町通での辻回しの雰囲気を楽しんでいただけたらと思います。
#岩戸山 #山鉾巡行 #祇園祭 #京都 #kyoto #gionmaturi
(動画ひとつだけだと、直接こちらで見られるようです)
船鉾辻回し♪#船鉾 #山鉾巡行 #辻回し#祇園祭 #京都 #kyoto #gionmatsuri
・スワイプするようになっているので、クリックすると動画に飛びます。
・スワイプするようになっているので、クリックすると動画に飛びます。
そして最後は、新町通を下っていく放下鉾の見送り皆川泰蔵作「バクダット」
遠ざかっていく鉾を見ながら、この日の山鉾巡行の見学は終わりました。
京都はやっと梅雨があけました。
(今年は梅雨入りも遅かったけれども)
でも、このところ毎日、夕方には雷雨に見舞われていますが、^-^;
24日の後祭も見に行きましたので、
その様子も近日中にあげたいと思います。