4月も後半になり、花は桜から次の季節に移ってきていますが、本日は京都御所の桜と特別公開の様子をご紹介したいと思います。
4月2日、建礼門と桜🌸
こちらは宜秋門です。
さて、この日、左近の桜が咲いているかと期待して行ったのですが、残念ながらまだほとんど蕾でした。
この日の京都御苑の桜
がんばってる桜🌸
根元が空洞になっているのに、こんなに花をつけています。
次に京都御所を訪れたのは4月7日です。
車返桜(くるまがえしさくら)
御水尾天皇が外出された時に、あまりの美しさに御車を返されて鑑賞されたことからこの名がついたと言われている桜です。
左近の桜、今回は咲いておりました。
左近の桜(iPhoneバージョン)
右近の橘のほうはかなりへたってます。
(この写真は3月の特別公開のときに撮ったものです)
樹齢約160年なんだそうです。
冬は囲いをして守っているそうですが、老木となるとほんと大変ですね。
ちなみに昭和10年の写真ではこのようにお雛様の飾りのような形だったようですよ。
左近の桜(コンデジバージョン)
建春門と桜
御池庭の桜🌸
こちらの橋の奥にも桜がちらりと見えました。
御内庭
新緑が美しかったです。
御常御殿
白梅に小さな梅の実がたくさんできていました。
御常御殿出たところには枝垂れ桜が咲いていました。
3月22日から4月の7日にかけて4回京都御所の中に入りましたが、この日は日曜日だったにもかかわらず、今までで一番空いていました、😆
(手荷物検査のところに行列がなかったのです)
みなさま、ほかの桜の名所にお出かけになっていたのかもしれませんね?
桜と街灯
もりもりの桜
朔平門と枝垂れ桜🌸
流れる滝のような枝垂れ桜
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枝垂れ桜に戯れる蝶々たち🦋
こちらの桜の木にご注目。
なんだか木の中から木が生えてる?と思ったら、
なんともともとは松の樹上数十メートルのところに生えた桜だったんです。
松が倒木したあと、根付いたとはすごい生命力ですね。
花はちょっと尖った形をしていました。
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蓮華の花も咲いていました。^-^
レンゲは、Today's Photoのほうに写真はあげています。
建春門と桜🌸
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ここからは少し遡って、3月に行った春の特別公開からの写真です。
今回の特別公開は宮廷文化の紹介とのことで、源氏の画(作者不詳 江戸時代)の屏風が展示されていました。
以下、人が映り込むので、なんとかアップにして大丈夫だったものを載せています。
左は第八帖「花宴」 右は第二十三帖「初音」
左)第十二帖「須磨」 右)第十八帖「松風」
左)第四帖「夕顔」 右)第十帖「賢木」
左)第三帖「空蝉」 右)第十三帖「明石」
左)宝の珠(月輪未生流)
真ん中)桜咲く 未来への架け橋(嵯峨御流)
右)笑まふ春(御室流)
紫宸殿
特別公開の時は紫宸殿の中も(外からですが)見学できます。
以前の記事
さて、この日は雅楽の催しがありました。
これは天と地を清める儀式だそうで、オレンジの方が天、緑の方が地を清めます。
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天の舞、地の舞の動画です。
この日の雅楽の演目は「蘭陵王」でした。
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蘭陵王の演技の様子です。
十二単と束帯の展示
御三間の上段の間 「朝賀(ちょうが)」
朝賀とは、元日、天皇が皇太子や群臣から祝賀を受ける儀式だそうです。
住吉弘貫(すみよしひろつら)作 安政二年(1855)
中段の間 「賀茂祭郡参」
今で言う葵祭の様子です。
駒井孝禮(こまいこうれい) 安政二年(1855) 作
下段の間 「駒引(こまひき)」
駒引は毎年8月に行われていた行事だそうです。
よく見ると走り出す馬がいたり、なかなか細部を観察すると楽しい襖絵です。
岸誠(がんせい) 安政二年(1855) 制作
杉戸絵
以上、特別公開の様子でした。^-^
↑ これは以前の一般公開の時にみた「左近の桜」です。
この時はまさに満開!という時に訪れました。