風の小径

写真で綴る季節のひとコマ 

赤い実と夕暮れ

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河原のベンチの横にあった樹の上をふと見ると、実がなっていました。

ちょっと変わった形の赤い実です。

この樹、何だっただろう?…その時は思い出せんでした。

家に帰って、ちょうど図書館から借りている長谷川哲雄さんの本を開いてみたら、

この実がなんの実だったか、すぐにわかりました。

野の花さんぽ図鑑―木の実と紅葉

野の花さんぽ図鑑―木の実と紅葉

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これは「辛夷(コブシ)」の実。

花が咲いていれば、「ああこれはコブシの樹だ」ってすぐわかるのにね…(^^;

この薔薇色のは果皮に被われた状態、この中に赤橙色の種子が入っているそう。

ひっぱると白い糸がのびて、種子が宙づりになるとのこと…今度、やってみよう♪

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この日の夕暮れ。比叡山の上の雲が、まるで山が放った輝く光のようです。

ついでに左の上の雲は、その光の中から飛びたとうとする鳥に見えます…

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ふと北の方をみると、雲が薔薇色になっていました。

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見とれているうちに、だんだん、ピンク色は青い色におおわれていきました。

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そして西の空を見ると、まだ赤い。

ふぅっと息をかけると、ちりちりと赤くなる炭火のよう。

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歩いているうちにすっかり暗くなりました。さ、お家にかえろう。

 

昨日、昼間は少し暑くなりましたが、

家に帰る頃には、長袖カーディガンがやっぱり必要。

急に鱧しゃぶが食べたくなったので、鱧と水菜を買って帰りました。

(鱧、安かった!ラッキー♪)

ムスメには「え? もう鍋?」と言われたけれど…(^^;