風の小径

写真で綴る季節のひとコマ 

半夏生の庭-両足院特別公開-

6月のある晴れた日に、

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建仁寺の塔頭寺院である「両足院」の特別公開に行ってまいりました。

(2年ぶり)

 

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以前はこちらの入り口から入ったのですが、今は封鎖されていて、

隣の「毘沙門天堂」のほうから入ります。

 

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「毘沙門天堂」

其の昔、関ヶ原の合戦のおり、

黒田長政(黒田官兵衛の息子)が、ここの尊像を内兜に入れて

勝利をおさめたことから、勝利の守り神とされています。

 

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香炉の両脇には虎、そして真ん中にはむかでが彫られています。

むかでは毘沙門天のお使い。

家の財産をお護りくださるそうです。

(これは2年前に聞いた話を再掲。)

 

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 坪庭「閼伽井庭」

毘沙門天堂のほうから入ると、まずはこの横を通ります。

そして方丈を通り、書院のほうへ。

 

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 半夏生のお庭です。

 

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書院からお庭をながめる。

 

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緑のなかで白くなった半夏生は、まるで花が咲き乱れたように見えます。

 

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 池に映り込む半夏生。 

 

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白くなっているのは上3枚の葉っぱ。

この時期だけこんなふうに白くなる、とても不思議な植物です。

そして、本日(7/2)は、

七十二候のうちの「半夏生(はんげしょうず)」。

この日までに田植えを終えよという日らしい。

「半夏生」については、2年前にもエントリーしていますので、

ご興味のある方はご覧下さい。(おじぎ)

<関連エントリー>


半夏生 - 風の小径


両足院 -半夏生の庭- - 風のなかの「 旅日記」

 

(おまけ)その1

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クチナシの甘い香りが、お庭を包み込んでいました。

 

(おまけ)その2

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屋根瓦をよく見ると、

 

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「両足院」の家紋、月と星になっています。

(2年前に行ったときに撮りそびれた写真、今年は忘れずに撮りました、^-^;)

 

(おまけ)その3 

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これをこすると、「香」の匂いがします。