風の小径

写真で綴る季節のひとコマと京の小径

桜と椿を求めてpart2 ー霊鑑寺ー

みなさま、こんにちは

前回の「桜と椿を求めて」では、法然院と安楽寺へ行ったお話をいたしました。

kazenokomichi.hatenablog.jp

さて、今回はやっとこの日の目的地、霊鑑寺へ行ったお話からです。^-^;

 

霊鑑寺は後水尾天皇の皇女「多利宮(たりのみや)」を開基として創建され、歴代皇女が住職をつとめた尼門跡寺院です。別名「谷の御所」とも呼ばれていました。

 

奥に見える襖絵は桜でしょうか。

 

書院のほうは撮影不可だったので写真はありませんが、狩野派の作品と言われる書院の華麗な障壁画「四季花鳥図」が煌びやかで、やはり皇女さまたちのお住まいだったのだと思わせます。(あと小さかった皇女さまのための御所人形や、カルタなども展示されていました。)

↓ 書院の中の様子はこちらに載っています。

kyoto-connect.co.jp

 

後水尾天皇が椿を好まれたことから、百種以上の椿が植えられているそうです。

 

竹筒にいろんな種類の椿が並んでいます。

 

そして手前には、椿で埋め尽くされた水盤♪

椿づくしです。^-^

 

白壁の前の椿

 

お庭の中に入ると、まず出迎えてくれるのは京都市指定天然記念物の「日光(じっこう)」です。

 

香妃

なんと気品のあるお名前がついた椿でしょう。^-^

 

菱唐糸

 

春曙紅

透け感のある上品なピンク色がなんとも言えません♪

 

紅八重侘助(2019年に訪れた時の写真に差し替えました)

八重になると侘助に見えないです、^-^;

 

有楽

こちらは正統派(?)侘助ですね。^-^;

これも武田農園で説明を受けましたが、侘助は雄蕊が退化しているため、結実しないそうです。

 

いろいろな椿

 

ルチェンチス

調べてみたら、香り椿の一種で、沖縄原産原種系品種だそうです。

姫サザンカとも呼ばれているとか。

小さくて可愛らしい椿でした。

 

月光(がっこう)


苔の上には一面の落ち椿「ローゼフローラ」

 

椿は落ちてなお美しいです。




 

 

さりげなく飾られている椿も美しかったです。

行った日  2025年4月1日

 

(おまけ)

霊鑑寺の看板犬、ナミちゃん♪

 

哲学の道

 

大豊神社の前の立派な桜の木🌸

 

以前の記事↓

kazenokomichi.hatenablog.jp

 

10年前、椿図鑑を作りかけて断念してます、^-^;

その後、たしかコロナ前に行ってたはずと思って、写真を掘り起こしましたら2019年に行ったのが出てきました。

今回撮れなかった椿もあったので、それを載せておきます。

 

黒椿

 

白牡丹

 

衣笠

 

雪中花

 

「おそらく椿」という名札がついている椿、笑

 

散椿

 

孔雀

 

崑崙黒

 

霊鑑寺散椿

 

以上、2019年度版の椿でした。

 

(おまけのおまけ)

2019年のナミちゃん♪

 

哲学の道の桜、この時は満開でした。(2019/4/5)

 

ほんとは、大豊神社まで書くつもりでしたが、長くなったので、part3「大豊神社編」に続きます(書くように努力します、^-^;)