ガーデンミュージアム比叡の記事がまだですが、先にこちらの話題を…。
先日、思い立って朝から梅小路公園へと行ってまいりました。
目的はこの「藤袴と和の花展」。
まず、入り口で秋の花がお出迎え。
「朱雀の庭」にはこの入り口から入って行きます。
入場料は200円。
「朱雀の庭」の入り口からの景色。
なかなか眺めがいいところです。
朱雀の庭の池には、今、この藤袴の鉢植えが展示されています。
「藤袴」は古来より、日本人に親しまれてきた植物で、
その古くは「日本書紀」に遡るとか。
そして、秋の七草として親しまれてきました。
秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば
七種(ななくさ)の花
萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花
また藤袴 朝貌(あさがお)の花 (山上憶良 万葉集)
「源氏物語」三十帖「藤袴」。
この「藤袴」は夕霧が詠んだ和歌に因んだものだそうです。
同じ野の露にやつるる藤袴あはれはかけよかことばかりも
むらさきのふぢばかまをば見よといふ
二人泣きたきここち覚えて (晶子)
また、この説明書きによりますと、
藤袴の葉っぱを乾燥させたものは、昔から香料として利用され、
平安時代の殿方も藤袴の匂い袋を着物に忍ばせていたんですね。
女性のところへ通うのに、匂い袋を忍ばせるなんて、
平安時代の殿方はとてもおしゃれだったんでしょう♪
さて、藤袴は「旅する蝶」アサギマダラが好んで訪れる植物として有名です。
ここにはちょうど何頭ものアサギマダラが訪れていました。
ところが、この日、
いつも使っている30倍ズームのコンデジ(TZ70)を充電していて、
うっかり家に忘れてしまいました。(ガーン!!!)
なので、うえの4枚のアサギマダラの写真は、
標準レンズ(14-42mm)をつけたミラーレス(GF3)で撮った写真を
思いっきりトリミングしています、^-^;;
こちらはiPhoneで撮った写真。
こちらもiPhoneで。
あら? このコは結構、羽がぼろぼろですね。(iPhoneにて撮影)
でも元気に飛んでいました。
無事に目的地まで飛べますように。
他にもツマグロヒョウモンや
セセリチョウや、
アカタテハや、
アオスジアゲハなど、たくさんの蝶々が訪れていました。
(でも、ズームして撮れないのが悲しい…>_< )
マツムシソウ(松虫草)♪
和の花たちは、楚々としてひっそり咲いているイメージです。
ウメバチソウ(梅鉢草)。
↑梅鉢草の「梅鉢」というのは、この梅の模様の家紋のことだそうです。
なるほど、確かにウメバチソウの花は、この家紋に似てますね。
マツカゼソウ(松風草)。
初めて目にしたお花でしたが、とても小さくて可憐なお花でした♡
ダイモンジソウ(大文字草)。
オミナエシ(女郎花)。
朱雀の庭をしばし散策。
清らかな流れのそばには、
シュウカイドウ(秋海棠)が、咲いていました♪
「藤袴と和の花展」は10月12日まで。
↑さて、この中に何頭のアサギマダラがいるでしょう?! ^-^
(おまけ)
お土産にアサギマダラのクリアファイルをいただきました。^-^
(毎日、先着50名だそうです。)
「オミナエシ」の苗もいただきました♪
さて、無事に育てることが出来るのでしょうか…^-^;;
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朱雀の庭を眺めながらのランチです♪