京都岡崎界隈、小春日和の紅葉逍遙。
琵琶湖疏水の道を挟んだところに、
ここ、山県有朋の別荘だった「無鄰菴(むりんあん)」はあります。
入り口入ったところ。
では、中へ入ってみましょう。
このお庭は七代目小川治兵衛の作庭。
東山を借景に、疏水の水を取り入れた池泉廻遊式庭園です。
池では鴨たちがお食事中ですね♪
彼らは池から苔むすお庭にあがって、移動をはじめました。
ぐわっ、ぐわっ、ぐわっ、カモたちの行進。
おや?移動時間だ!私たちも着いて行かなくっちゃ。
まって〜、ぐわっ、ぐわっ。
てこてこてこてこ、カモたちの行進。
では、彼らと一緒にお庭の紅葉散策に出かけましょう♪ ^-^
ぐわっ、ぐわっ。
なんか美味しいもん見つけた?
えへへっ
あっち行ったり、こっち行ったり。
苔って美味しいんだろうか?
よっこいしょっと。
今年は10月に雨が降らなかったからか、
紅葉が茶色くチリチリなってるところもありますね。
再び池の中へ。
紅葉映る池にてお食事中。
一番奥には、三段の滝。
おや、シジミの貝殻…♪
やっぱり疏水の水をひいているから、このコはもとは琵琶湖出身?
濡れもみじ。
さて、そろそろおなかいっぱいだね♪
紅葉を、鏡のように映し出す。
ツツツー♪
カモたちの、穏やかなひととき。
仲良しね♡
千両と、
万両。
コムラサキ。
どこからか落ちてきたドングリ♪
この左側には茶室と洋館があるのですが、もみじで隠れていますね。
洋館の入り口。もとは蔵?
階段。
窓から見える秋。
さて、この洋間は明治36年4月21日に、
山県有朋、伊藤博文、桂太郎、小村寿太郎の4名が
日露戦争開戦直前の日本の外交方針を決める
「無鄰菴会議」が開催されたところだそうです。
歴史的決定の場所なのですね。
このお部屋の障壁画は狩野派によるもの。
(フラッシュ撮影禁止なので、高感度モードで撮っています。)
2階の踊り場から。
では、母屋のほうでお茶をいただきましょう。
お部屋から庭をのぞむ。
お菓子は金谷正廣の「真盛豆」
かつて北野の大茶会のおり、
秀吉公が「茶味に適す」と賞賛されたというお菓子です。
すはまのような食感でした。^-^
紅葉逍遙、続きます。
撮影日:2015.11.12