再び、11月の紅葉振り返りです。
11月中旬に鷹峯にあります曹洞宗のお寺「源光庵」にまいりました。
まだ萩の花が少し残る参道。 左右には北山台杉とススキ♪
では、中に入りましょう。
本堂の天井は血天井。
伏見桃山城の遺構だそうです。
徳川家康の忠臣、鳥居彦右衛門元忠の一党が自刃した時のものだそう。
三百八十余人が自刃したあるので、そうとう床は血の海だったことでしょう。
足跡やら手形などが残っているので、あまり上を見ないようにしていたのですが、
今回、ふと上を見上げた時に、くっきりはっきりと手形を見てしまいました…。
手形からはその方の無念さが伝わってくるように感じました。
手形の御方もこちらで供養され成仏されていることを祈ります。
庭園の紅葉は色づき始めでした。
窓から見える景色は、ひとつの絵のようです。
「悟りの窓」と「迷いの窓」
「悟りの窓」
円型は「禅と円通」の心を表し、 円は大宇宙を表現しているそうです。
対する「迷いの窓」は、
角型に「人間の生涯」を象徴し、生老病死の四苦八苦を表しているそう。
ここの紅葉はもう落葉して、敷き紅葉になっていました。
今年はほんと、このパターンが多いですね。
早くに落葉するか、いつまでも赤くならないか…
前日にひどい雨が降っていましたから、一気に落ちたのかもしれませんね。
散り紅葉。
山茶花。
紅葉とススキと北山台杉、赤と白と緑の取り合わせが美しかったです。
敷き紅葉。
去年はJRのポスターに使われたので、たくさんの人が訪れ
悟りの窓、迷いの窓の前は撮影禁止になる騒ぎだったそうですが、
今年はそこまでの混乱はなく、ゆっくり拝観出来ました。
ただ、紅葉の色づきは去年のほうが断然美しかったようです。
(御朱印)
紅葉振り返り、まだしばらく続きます。m(_ _)m
行った日:2015.11.19
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2013年に行ったときの様子です。