風の小径

写真で綴る季節のひとコマ 

芍薬、そして石楠花の咲く園。

5月のある晴れた日に、植物園に行った続きです。

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ウツギの花を楽しんだ後、出向いたのは芍薬園でした。

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と言いますが、

牡丹よりは芍薬のほうが、優美よねぇ…と、思ってしまいます。

(なお、百合は私のなかでは別格。)

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シャクヤクというと、私のなかではこの淡い優しいピンク色の花なのですが、

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芍薬園には、いろんな種類のシャクヤクが咲いていました。

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なんとなく中国のドレスを思いおこさせる色合い。

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こんなクリーム色の芍薬もありました。

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ひとえの芍薬もあります。

でも、もともと日本ではこの一重咲きの芍薬が主流だったとか。

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こちらの斑入りの芍薬には、モンシロチョウが来ていました。

モンシロチョウ、こんなおっきな芍薬の花にも来るのね。

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さて、芍薬園を通り過ぎると、この紫色のシャクナゲが目をひきました。

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そばには真っ赤なシャクナゲも。

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このシャクナゲはとても大きな樹で、こうして見上げて撮りました。

こんな大きくてりっぱなシャクナゲははじめて見ました。

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白い花が満開だったので、思わず引き寄せられました。

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蕾はなんかアポロチョコのよう…^-^;

お花には赤い点がついて、なんともユニークなお花です。

この樹には「カルミア」という札がついていました。

帰って調べてみると、カルミアは北アメリカやキューバ原産のツツジ科の植物で、

どうやらアメリカシャクナゲという名前もあるようです。

(おまけ)

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カルミアの隣にあった樹。

まるでブラシみたいな花だと思ったら、

ほんとに「ブラシの木」って札がついていました、笑。

甘い香りに誘われて、ミツバチのブンブンという羽音が聴こえてきました。

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エキウム・ウィルドブレッティ。

カナリア諸島原産。

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面白い形をしているので、目をひきます。

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ニョキニョキとのびている姿を見たら、

何故かニョロニョロを連想してしまいました、^-^;

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「アリウム・ギガンテウム」

大きなネギ坊主みたいな花。^-^

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5月31日まで植物園は開園時間が延長されています。

(入園出来るのは午後6時まで。6時半閉門。)

なので、このところ仕事帰り6時前に滑り込むようにして通っております。

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目的は薔薇園。

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というわけで、次は薔薇のお話…続きます。

 

 <関連エントリ>

卯の花が咲く頃。 - 風の小径

 

(おまけ)その2

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これは近所で咲いていた一重の芍薬。可愛らしいお花でした。

 「立てば芍薬」の芍薬とは、

もともとはこんな一重の可憐な芍薬のことだったのかもしれませんね。