9月27日(日)の中秋の名月の日、
下鴨神社の「名月管絃祭」へまいりました。
日が暮れた糺の森は、どこかに何かが潜んでいそう…。
鳥居の中には京都のいろんなお店が出店していました。
楼門とかがり火。
勢いよく炎が空に向かって立ち上がります。
炎はまるで生きているかのよう。
舞殿に飾られたお供え。
下鴨神社のお月見団子はもちろん、みたらし団子(タレなし)です。^-^
さて、「名月管絃祭」の舞台は、橋殿で行われていました。
楼門を入った時は、ちょうど雅楽の演奏時間でした。
雅楽の演奏を聴きながら、本殿へおまいり。
煌煌と輝くお月様が見えました。
雅楽の演奏とかがり火。
次は箏曲です。
尺八とお琴の音色はお月様によくあいます。
お月様、木陰の向こうから。
お月様が木立の上に、ようやくお顔を出しました。
群青色の夜空に青白い光を放ちます。
筑前琵琶の「関ヶ原」
西軍、石田三成の弾き語りでした。
琵琶のもう1曲は「曲垣平九郎」。
いつの間にか、空には白い雲が広がり始めました。
尺八の演奏。
そして夜空にはもくもくと、ひつじ雲が覆いはじめました。
雲の周りに、まあるく月暈が出来ています。
再び箏曲と尺八の演奏。
琴の音に合わせて月は、雲の間を見え隠れしています。
そして、独奏は「花は咲く」。
秋の虫の音と琴の音が静かに溶け合っていきます。
舞楽「萬歳楽」。
宮中のお祝い事で舞われる縁起のいい演目です。
舞楽「還城楽」。
(どうやら2年前の梨木神社の萩まつりの奉納で見たのは、
この「還城楽」だったと今更ながらに気づきました、^-^;)
そして最後は「青海波」。
源氏物語の物語第七帖「紅葉賀」で、
光源氏が頭中将とこの舞いを舞うと言う場面があるそうです。
しばし、源氏物語の世界へ…♪ ^-^
青海の波しづかなるさまを舞ふ若き心は下に鳴れども 与謝野晶子
帰り道、「河合神社」の吊り灯籠の灯りに惹かれて立ち寄りました。
幻想的な吊り灯籠の灯り。
ふと、別の世界へと、
迷い込んだような、
そんな錯覚すら覚えます。
舞殿、そして大きな銀杏の木陰の向こうに、
青白いお月様が見え隠れしていました。
(おまけ)
お土産は出店していた「老松」さんの月見団子。
おいしゅうございました♪
(おまけのおまけ)
これは今宵(9/28)のスーパームーン。
<関連エントリー>
↓ お祭りに行く前に見た、中秋の名月の月の出の様子です。
↓これは去年の名月管絃祭の様子。
ー☆ー
コメントのお返事、またまた遅れています。
もうしばらくお待ち下さい。(おじぎ)