「京都浪漫 悠久の物語」という番組があります。(KBS京都とBS11で放映)
11月20日放映の「建仁寺と塔頭寺院〜紅葉と名宝を巡る〜」の回をTverで見ていたら、正伝永源院の公開が12月5日までと知って、最終日に伺ってきました。
(まだ放送終了まで1週間以上となっていますので、Tverで視聴できます。)
正伝永源院は、元は正伝院と永源庵という二つのお寺だったそうです。
正伝院は鎌倉時代に創建されましたが、その後荒廃。
大坂冬の陣のあと隠栖した信長の弟の織田有楽斎長益が再興し、
茶道三昧の暮らしをしていたそうです。
一方、永源庵は南北朝時代に創建。細川家の菩提寺だったそうです。
ところが明治になって、廃仏毀釈の政策により永源庵は廃寺となり、
正伝院がこちらに移ってきたそうです。
しばらくは正伝院と名乗っていたそうですが、細川家の菩提寺であるため、
のちに「正伝永源院」と名乗るようになったとか。
この襖絵は細川護煕氏によるものだそうです。
紅葉している山は小倉山、嵐山の風景だそう。
再建された「正伝如庵」
こちらの襖絵も細川護煕氏によるもの。
聴雪という襖絵、京都の街を流れる鴨川、交差する道は四条通。
織田有楽斎の像の角度からはこの石塔が見えます。
一度はお寺から離れ他の所有者のものとなっていたそうですが、
数年前にこちらのお寺に戻ってきたということでした。
お寺の方おすすめの襖絵と紅葉が撮れる角度。
来年1月31日よりサントリー美術館にて「織田有楽斎」展が開催されるようです。
行きたいけれど、東京は遠いな、^-^;