先日、「城南宮」へしだれ梅を愛でにまいりましたが、
地下鉄烏丸線「竹田駅」から城南宮までの道のりは、歴史散策の路になっています。
そう、この辺一帯は、
白河法皇および鳥羽法皇の院政の舞台となった鳥羽離宮跡地なのです。
安楽寿院。
鳥羽上皇によって鳥羽離宮の東殿に供養された鳥羽御堂が
この安楽寿院のはじまりです。
安楽寿院の大師堂。
釈迦三尊と薬師三尊の石仏。
平安時代後期のものらしいです。
(そんな古いものが、散歩がてら普通に拝観出来ることにびっくりですが…)
弥陀三尊は現在国立博物館に預けてあるとのこと。
鳥羽離宮は、東西1.5キロ、南北1キロに及ぶ広大な離宮であったらしいです。
鴨川の流れも今と違って東から南に流れていたとか。
鳥羽離宮跡とその庭園の説明板
↓そして、
移築復元された景石たち。
冠石。
近衛天皇安楽寿院南陵。
多宝塔は、歴代天皇の御陵に残る唯一な塔で貴重なものだそうです。
鳥羽天皇安楽寿院陵。
白河天皇成菩堤院陵。
北向山不動院。
大治5年(1130年)、興教大師が鳥羽天皇の病気平癒を祈願した際に
不動明王が出現して治癒したことから、勅願寺として開山されたそうです。
不動明王を皇居に向けて北向きに安置していることから、この名がついたとか。
鳥羽天皇陵の近く、白梅が満開でした。
白梅は青空に映えますね♪
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↓
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(おまけのお話)
今回、天皇、上皇、法皇と3つの呼び名が出てきてややこしいので、
上皇と法皇について、ちょっと簡単な説明を…。
「上皇」…太上天皇の略。天皇の位を後継者に譲った天皇の称号。
「法皇」…太上天皇(上皇)が出家した時の称号。
というわけで、その時期によって、
鳥羽上皇だったり鳥羽法皇だったりするとういうおまけのお話でした。
ー☆ー
申し訳ありませんが、
しばらくの間、通常のコメント欄をお休みさせていただきます。 m(_ _)m